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”辞めないで新庄”掲示板に見た道民気質

日ハムが好調である。このままいけば1981年以来の優勝や、札幌ドームでのプレーオフ開催も現実味を帯びてきた。これもファンの後押しがあってのことである。
管理人はファイターズの後楽園(東京ドーム)ホーム時代、更に遡れば東映フライヤーズの頃から試合を見ている。
私が生まれたか生まれない頃、立教大学野球部の合宿所が実家の近くにあり、選手の何人かが我が家へ下宿をしていた。立教が強かった頃であり、プロへ行った選手も多い。その中で我が家へ集まった選手は在京パリーグ行きが多く、東映や後のロッテなどに入団をした。
そんな関係もあり、物心付かない頃からスタジアムへ行っていた。特に後楽園でのファイターズ(フライヤーズ)観戦が多く、5歳から25歳の間に300試合ぐらいはナマで見ていると思う。
当時はガラガラ、客の野次が球場に響き渡り、怒った選手がバットを持って殴りこんでくような古きよき時代であった。張本、大杉、大下、岡村、坂本などサムライ熱血漢タイプの選手が多かった。
どちらかというと悪役のイメージが強かった球団が、今ではベビーフェースであり、隔世の感がある。
前置きが長くなったが、先日、道内のJR駅で日ハム新庄引退を阻止する「ONE MORE SINJYO」の掲示板が張り出されているのを見た。私は札幌、帯広、釧路の各駅でそれを見たが、どれも新庄の引退を惜しみ、引き止める内容であった。
冷やかしや批判はなく、どれも暖かい内容だ。新庄ならびにファイターズは本当にいいファンに恵まれていると思った。
しかしながら私の中は「?」だらけである。4月の大事な時期に突然引退を発表をした。あの時のヒルマン監督の噛み殺したような表情から察すると事前に聞かされていなかったのではないであろうか。
普通なら大ペナルティものである。北海道のメディアも引退を良心的に受け止め、盛り上げ、批判めいた記事はなかった。商業価値がある新庄だから許されることであり、同じコトを小笠原がやったらどう評価されたであろうか。
北海道人は総じて人がいいと思う。それは素晴らしいことであるが、全てを吟味することなく受け入れてしまうような傾向がある。コンサドーレにしても同じことがいえ、大事にされるあまり贔屓の引き倒しになってしまっている(最近のサポータはかなり厳しいがいいこと)。
雰囲気に流されず、事実を冷静、客観に受け止めてから行動に出ることも必要なのではないか。

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