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はじめての宿選び、正しい選択をするには 基礎編

見知らぬ土地のはじめての宿、読者の皆さんならどういう方法で宿選びをするであろうか。
ガイドブックやインターネット、旅行会社のパンフレット、口コミなどいろいろな選択肢があるが、温泉旅館に泊まる時は、ビジネスホテルに泊まるのとは違い、滞在時間も長く、食事を取り、家族や恋人、友人を
連れていることも多いので宿探しには慎重になって頭を抱えてしまう人も多いであろう。
最近はインターネットの発達で宿泊予約が簡単に出来るようになった。
宿の評判なども口コミコーナーでチェックできるが、自分の目ではないのであくまでそれは参考目安に過ぎない。ガイドブックでは情報が少なすぎる。旅行会社の商品は、比較的規模が大きい宿が多いので選択肢が限られてしまう。情報量が増えてかえって迷ってしまうこともあるであろう。
今回は「はじめての宿選び、正しい選択をするには」ということで宿を決める際、はじめて泊まる宿の場合、どのあたりに目配りすればいいかポイントをまとめてみた。
これはあくまでの著者の経験によるものであり、自分が求めている宿に基準に合わせているので異論もあるかと思うが、最低限、押さえるところはおさえているつもりであるので参考にしていただければ有難い。
1.必ず電話で確認をする
最近では多くの宿がホームページを持つようになり、入手できる情報が増えたが、それだけではわからない時がある。いちばん手っ取り早いのが宿に直接電話をしてみることだ。
その時の対応で大まかなその宿の姿勢(ホスピタリティ的なもの)がみえてくる。これは旅館だけではないが、一般企業などどこにでも当てはまることだ。
宿泊予約サイトや旅行代理店など第三者を通して予約を入れた時でも一度電話をして相手の対応を伺ってみるといいであろう。電話の応対で宿の姿勢がみえてくるものだ。
2.ホームページを要チェック
今では多くの宿がホームページを持っているが、サイトの見やすさやデザインセンス、更新の頻度などでその宿のやる気、感性、レベルのようなものがみえてくる。これも一般企業のHPと同様と考えていいであろう。
やはり、見やすいサイトを提供している宿は概ね間違いない。宿オーナーや女将が自らの趣味や自慢を載せているようなサイトは自己主張が強いので慎重に選んだ方がいいであろう。
3.観光協会や温泉組合を活用
行きたい地域の観光協会や温泉組合(協会)、行政の観光課などではホームページ内で宿の紹介を行なっている。そこではなかなか表に出てこない小規模の宿や公共の宿、HPを持っていない宿など公平に
紹介しているので利用することをオススメする。
また、そのなかで気に入った宿があれば観光協会に電話をしてみるのも手だ。「どこかいい宿ありませんか?」、「食事は美味しい宿はありますか?」といった質問には答えてくれないが、逆に「○○旅館さんのお風呂がよさそうですか評判はどうですか?」、「地物の食材にこだわっている宿はどこですか?」など具体的に、公平性を保たなければならない相手の立場を守れる質問をすればかなり具体的な情報を引き出せる。
4.パンフレットを事前入手する
旅館のパンフレットはインターネットが登場する前はもってもその宿のイメージがわかるツールであった。
今でもパンフを読み比べてみると大まかな宿の良し悪しはつかめる。パンフの入手が難しいが、都内であれば都道府県の観光事務所(最近は物産館と飲食施設を兼ね備えているところが多い)へ行けば置いてあるところが多い。また、観光協会などに連絡をして郵送してもらう方法もある。
5.広告を大々的に打っている宿に注意する
どうしても広告を打っている宿に目が行きがちだが、過度な広告出稿をしている宿は要注意である。たとえば規模がそれほど大きくないのに新聞や電波広告を流しているような宿。広告費が宿代の中から消えているのでサービスは当然落ちる。
北海道では大型ホテルの広告が一日何度も流れるが、目的によって選ばないと痛い目に遭う。
6.キャッチコピーが付く長い屋号の宿は注意
バブル期頃から○○の宿(たとえば癒しの宿、和ごころの宿、いにしえの宿といった調子)○○旅館といったように屋号の前に長々としたコピーのような名前を付ける宿が目立つ。だいたいそういう宿は今風に改装(最近でいえばデザイナーズ系)しており、値段も便乗値上げをしているところも多い。個人的な経験でいえばコピー付きの屋号がある旅館は、時流に流されこれまで先人が築いてきた財産を大事にしていないような気がする。勿論、中には素晴らしい宿もあるので一概には言えないが、頭に入れておいた方がいいであろう。
7.シンプルな料金体系がいい
休日料金がやけに高い宿。オプション料金(ペット持ち込み料金や
貸切風呂が有料、特別料理が高価、冷蔵庫が高い)が高い宿はオススメできない。こういった細かい価格設定に宿の素顔が出てしまうのだ。最近は平日が空いており、週末に集中する傾向なので高くしたい理由もわかるが、それは内向きの発想である。
8.ひとり旅を受け入れている宿は良心的
最近はひとり旅OKの宿も増えてきたが、全体的にはまだまだで今だに厭な顔をされることが多い。特に女性のひとり旅は嫌われる傾向がある。また、料金をえらく高めに設定する宿も多いので注意が必要だ。
ひとり旅をあまり条件をつけずに受け入れている宿は、規模的には小中規模で一流というところは少ないが、最近では一流クラスといわれている宿でも受け入れるようになっている。
また、ビジネスパックを行なっているところも同様である。このあたり宿側の姿勢を見抜くことも選択の方法である。ひとり旅にやさしい宿はグループで行っても同じである。

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