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地域資源を観光に有効活用する標津町

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上:サーモンパーク外観 下:お湯がよくリーズナブルな標津温泉旅館
地味であるが標津町が頑張っており、注目している。
知床半島の南側の付け根、国後を眼前に望み、根室海峡に接する標津町は、人口7千たらずの町である。
JR標津線も廃止され、寂れかけた1991年、漁獲高日本一のサーモンで売り出そうと「サーモンパーク」を建設した。知床半島の中継基地としてツアーバスがサーモン科学館へ訪れるようになった。これだけでは単なる箱物であるが、その後もサーモンへのこだわりが続いた。
最近では、捕獲調査を目的とした忠別川のサーモンフィッシングツアーを実施、このツアーはANAのスカイホリデーの8月~10月の人気コースとなっている。
また、クラブツーリズムのパックツアーでは、「幻の味・鮭児 海の恵みと大地の恵みの収穫祭」と銘打ち、 標津町で獲れた鮭児とここでしか食べられない鮭料理を食するなどこだわったツアーがある。
フッシングツアー、食ツアーの両方とも標津町内の旅館に泊まる。観光ホテルがない標津町であるが、街なかの各旅館には温泉がある。この温泉の泉質が意外によいのだ。何よりも周辺の阿寒やウトロではなく、標津町に泊まるのがミソであり、経済効果が桁違いに違う。
この他にもホエールウオッチングツアーや今年話題を撒いた移住促進のための土地無料プレゼントもある。また、道路を走ると知床旅情が流れるメロディーロードもユニークな発想だ。
野付半島、トドワラの他にはこれといった観光地がない標津であるが、地域ブランドを最大限に活かしたマチづくりをしている。
まだまだ小さい波であるが、大きな観光ホテルや観光地がない町でも観光成功のビジネスモデルになることを期待する。
どこかのマチも見習わなければならない。

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