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「じゃらんnet」、今度は宿の承諾を得ずに加盟施設のFacebookを作成

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じゃらんnetを運営するリクルート社が個々の旅館ホテルの承諾を得ず勝手に各施設の“公式フェイスブックページ”を作成し、7月1日に公開したことで、宿泊業界内に反発と不安が広がっている。事態を受け、全旅連青年部は全国の宿泊施設を対象とした無料セミナー「緊急開催じゃらんnetと『facebook』連携で宿泊業界はどう対応すればいいの」を8日・名古屋(つちやホテル)、11日・大阪(道頓堀大和屋)、14日・東京(全国旅館会館)で開いた。急きょ設定、開催したものだが、3会場合わせて約100人が参加した。(7/23付 観光経済新聞

「じゃらんネット」については、昨年手数料の値上げと宿泊施設のホットペッパーポイント負担が問題となり、拙サイトでも何度か取り上げた。この問題に収拾がついたかどうかは不明だが、値上げを契機に脱会した宿もかなりあるようである。

今回、じゃらんは新たに宿の承諾を得ずに加盟施設のFacebookを作成してしまった。既に公開されているが、ふたたび問題を起こしているらしい。

この問題、観光経済新聞記事に詳しく書かれているが、じゃらんnetへ誘導するためのSEO対策であり、リクルート側の一方的な都合で行われている。昨年秋の手数料値上げの際もその理由のひとつとしてリスティング広告費用が云われていたが、検索上位にじゃらんを誘導させる手段に過ぎない。SEOやリスティングは否定しないが、宿泊施設側の公式HPを差し置いて、じゃらんへ誘導させるのは顧客本位の姿勢とは違うのではないか。

加盟施設を一括でFacebookに登録することにより、競合の楽天トラベルよりも検索上位にランクさせ、さらにリスティング広告費用の削減にも繋げる・・・昨年、リスティング費用云々といっていたこととも矛盾をするが、リクルートの手法は露骨といわざるを得ない。

震災不況による旅行や出張機会の減少、さらに少子高齢化により、今後間違いなく減り続ける総宿泊数の減少など取り巻く環境の厳しさに備えているのであろうが、宿側の意向を無視しているといってもよいであろう。

じゃらん側がFacebookを一括で管理した場合、顧客から問合わせがあった時などアカウントのない宿側はどう対応するのであろうか?リクルートはFacebookをセールス・ツールとして、ホットペッパーなどでも活用するかもしれないがあまりにご都合主義であると考える。

どんなに小さな宿であっても大切な顧客のはずである。リクルートはfacebookの活用を、「営業力のない宿に代わってプロモートする重要なツール・・・」などと言いそうだが、この会社、体質が全く変わっていない。

*追記 7/25現在、じゃらんnet加盟施設のFacebookは公開されていないようである。ことの重大さからサスペンションにしているのか?

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