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西武系スキー場、深川と津別、予測通り売却先見つからず

旧コクド系のスキー場で現西武ホールディングスが所有し、今年度中の売却先を探していた11ある施設のうち深川(深川市)と津別(津別町)の2スキー場の売却先が見つかっていないことがわかった。
今年度中に見つからない場合は地元自治体側への無償譲渡など処理策を見直す可能性もあるという。
この2ヶ所のスキー場の買い手を見つけるのは難しいのではないかということは、6/16のブログ「道内西武系施設の売却」で書いたが、その通りとなった。
深川、津別は旧コクド側がニセコ東山や富良野のようにスキー観光需要を見越してつくったものではなく、地方自治体から嘆願されて作ったものであろう。こういったコクド系のスキー場は全国に多くあり、既に秋田の千畑、阿仁、今年からは青森の鯵ヶ沢など閉鎖・休止に追い込まれている。
行政が積極的にリゾート開発に関わり、大西武様に来ていただきたきたいと奔走してこしらえた結果、80年代後半乱開発のツケが今まわってきている。
深川スキー場は市へ譲渡をして市民スキー場としてやってゆくしかないであろうが、財政難の折、リフト数も多く、ゲレンデ規模の縮小を考えられる。
津別は、道東では数少ない本格的なスキー場である。周辺にはプリンスホテルがある屈斜路湖もあり、女満別や釧路空港からのアクセスも悪くない。町営の豪華ホテルも近くにあるので地元以外の需要も見込めるはずだ。但し、中途半端さが拭えない。
昨日のブログで夕張の観光施設を切り売りでは観光効果が生まれず、一括購入管理することでシナジーを生み出せると提案入札した加森観光の話を書いたが、旧コクド系の場合にも同じことがいえるであろう。スキー人口が減り、老朽化した施設と雇用確保を押し付けられてもB級スキー場だけでは話にならない。
最近、スキー場のM&Aを専門とする企業がいくつか出てきているが、彼らが目を付けるのはゲレンデ以外にいかに魅力的な価値があるかであろう。

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