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北大「大滝セミナーハウス」が一般開放、ブランドを活かした交流型のゲストハウスにしてみたら

seminor house

北海道大学が運営している教員・学生用の宿泊研修施設「大滝セミナーハウス」(伊達市大滝区)が、10月から大学関係者に限らず、だれでも家族旅行などで利用できるようになった。宿泊費は朝夕2食付きで2170円と激安。かけ流しの天然温泉もある。利用者増を狙った試行だが、PR不足のせいか、一般客からの申し込みは、まだほとんどない。(11/28付 朝日新聞北海道版

セミナーハウスは、札幌から中山峠を越えるルートで車で約2時間の山あいにある鉄筋コンクリート2階建て約2240平方メートルの施設。開館は1978年。2段ベッドが4台置かれた8人部屋(18平方メートル)が8室、和室3室、研修室のほか、体育館やグラウンドがあり、野球用具や自転車の貸し出しもしている。

 

大学など教育機関の研修施設の利用率は全体的にかなり低いのではないか。記事の中にも、道内の国立大学の研修施設は、最近では教職員が合宿で研修をするケースはほとんどなく利用者は減り続け、2005年度の約1万2千人が、10年度には4割減の約7千人になっているとある。管理人も学生時代、こういった施設に泊まった記憶はなく、セミナー合宿は温泉旅館でやっている。

この大滝の施設は建物は古そうだが、温泉は掛流し、料金は異常に安く、2食付で何と2170円である。しかし、、利用は原則4人以上で、予約は1週間前までという高いハードルが設定されている。かなり浮世離れしているが、PRと規制さえ緩めれば需要はありそうである。

官庁や企業の福利厚生・保養施設はこの10年余で多くが処分されている。また、生き残った施設の中で一般向けに開放を始めたところもかなりになる。保養施設リストラの中、大学の研究施設はその対象から外され、生きながらえてきた。

管理人は行政機関や企業が職員やその家族向けに保養施設をつくるという日本ならではのシステムは素晴らしいと思う。しかし、合理化・効率化の名の下に福利厚生は削られ続けてきた。無駄な施設が多いのも事実だが、大学の場合、交流スペースとしてもっと活用されていいのではないか。

北大であれば世界中からゲストが来るのでゲストハウスとしての機能、また、ユースホステルのような感覚で、ひとり旅の若者や外国人などを受け入れ、国際交流施設にすることもできる。また、企業セミナーや産学共同でのイベントなど単なる合宿所や宿泊施設ではなく、北大というブランドを活用し、「ビジネス・スプリング」のサテライト機能として活かす方法もある。

そのためには施設の改装も必要であろうが、北海道の自然や温泉、食事などが体験できる本格的なゲストハウスがあってもいいはずである。

北大構内には札幌グランドホテルが運営する「レストランエルム」がある。管理人もたまに寄rらせていただいているがとても雰囲気がいいレストランで、ゲストハウスの機能を果たしている。これと同じコンセプトで大滝セミナーハウスを運営できればいいと思うがいかがであろうか。

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