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留萌で「やん衆横丁」を開催 やり方次第で観光客を呼び込めるイベントである

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新しい留萌の冬の飲食イベント「やん衆横丁」が、28日から市内明元町の旧北海道合板倉庫に開設された。好天に恵まれた初日は、仕事帰りのサラリーマンや家族連れら約500人が立ち寄り、無料配布の豚汁や、魚介類と肉類の炭火焼きなどに舌鼓を打ち、豪華景品が当たるアトラクションも楽しんだ。(11/30付 日刊留萌新聞

最近、留萌市の地域活性に注目している。2月には3日間だけの期間限定で、立ち飲み処「昭和酒場」を開催した(このニュースに関する拙ブログはこちら)。このイベントは古い倉庫を昭和レトロ風に改造し、飲食を楽しむものだが、限定された室内で開催されるのがミソである。

それほど大きな町ではないので、ハシゴ酒やバル街のように各店舗に分散して開催する形式よりも倉庫など一ヶ所に集約した方が盛り上がるであろう。地元のリソースやポテンシャルを集約させる意味では地域の特性にあったやり方だ。

今回の「やん衆横丁」も「昭和酒場」と同じく3日間のみの開催で会場は旧倉庫内。会場は、大漁旗などで飾り付け、当時のやん衆ムードを演出し、魚介類などの炭火焼きコーナーのほか、おでん、たこめし、ラーメン、生ずし、クレープ、焼き鳥、三平汁などの屋台も登場した。

留萌は古い倉庫が残っている町だ。かつては国際交易港としても栄えたが、その名残が港周辺を歩くと残っている。漁港としても有名だが、全体的には地味な印象で、人口も2万4千人までに落ち込んでいる。

観光地としてもこれといったものがない。一時、黄金崎の夕日を日本一と大々的にPRしたことがあったが、無理がある。近くには札幌から日帰り圏の増毛があるが、なかなか留萌には立ち寄ってくれないのではないか。

増毛は寿司で有名だが、留萌もネタがよいところだ。残念ながらあまり知られていないが、「やん衆酒場」や「昭和酒場」のようなものが定期開催されていれば観光集客も可能であろう。屋台村は各地にあるが倉庫に一同に介すようなものはない。たとえば、会場で音楽ライブやお祭りなどを定期的に開催するなど、食べて、飲んで、楽しめ、地域と交流できるようなスペースに発展できれば留萌に全国から観光客を集めることが可能ではないか(宿泊施設に乏しいのが難だが)。

留萌は7月に小都市としては異例の三省堂書店を誘致した(このニュースに関するブログはこちら)。道内では札幌、函館、旭川に次ぐ出店だが、どんなに衰退が続いている町でも復活の可能性はどこにでもある。留萌の意外性に期待したいところだ。

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上写真は日刊留萌HPより

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