*

湿原画家・佐々木栄松さんが逝く 思い出深い釧路駅構内のステーション画廊

 kushiro-st3 kushiro-st2

佐々木栄松さん 98歳(ささき・えいしょう=画家)11日、急性腎不全のため死去。前夜祭は12日午後6時、発葬祭は13日午前10時、釧路市昭和中央3の54の1のベルコユアホール釧路西。喪主は法定代理人の高野範子さん。自宅は釧路市南大通3の3。幼少より独学で 油彩などを学び、道東の風土をテーマにした心象作品を制作。釧路湿原を描いた数々の油彩は高い人気を集め、「湿原の画家」と呼ばれた。一方、画壇には属せず、公募展にも出品しない「孤高の画家」としても知られた。(1/12付 毎日新聞 大盛り北海道

佐々木画伯は湿原の絵画を中心に独自な手法で最晩年まで絵筆を取られていた。釧路駅構内にあった「釧路ステーション画廊」は氏の美術館であり、1987年の開業から閉鎖される2009年10月まで20年以上に亘り、展示を続けていた。

管理人は釧路へ度々訪れていたが、ギャラリーの存在を知ったのはだいぶ後から。列車待ちの時にたまたま訪れたが、湿原の作品以外にも生命力溢れる色使いを気に入り、何度か足を運んでいる。

いつもギャラリーは無人であったが、それが逆にホッとさせてくれ、釧路へ来た実感を味わえたものだ。佐々木画伯はギャラリー閉館後も高齢にも関わらず、創作を続けている話を聞いていたが天命が訪れたようだ。

釧路駅前の北大通には「ささき画廊」という老舗の画材店がある。そこには画伯の作品もあり、てっきりオーナーかと思っていたが、関係ないらしい。独自な作風は魅力的であったが、孤高な印象があり、殆ど知られることはなかったと思う。

釧路ステーション画廊がなくなって3年近くが経過するが、不思議なあの空間が好きだった。いつも受付に居り、佐々木画伯の作品を心底愛されていたYさんも訃報をどう思われているであろうか。

ご冥福をお祈りしたい。

kushiro-st-gallerymesse

ステーションギャリー閉館の際の佐々木画伯からのメッセージ

 - すべての記事一覧, アート・文学・サブカル, 地域(釧路・根室)