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帯広駅北側で全国チェーンの居酒屋増える ビジネスホテル進出と同じく強まる外圧

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全国、全道でチェーン展開する居酒屋のJR帯広駅北側への進出が増えている。居酒屋チェーン側は「道内の地方都市の中でも帯広は活気があり魅力的な市場」と出店の理由を挙げる。一方、地場の飲食店経営者からは客の取り合いを懸念しながらも、サービスの向上が必要との声も聞こえる。(5/3付 十勝毎日新聞

帯広駅を降りると駅前に林立するビル群に驚く。一見、オフィスビルにも見えるが、大半はビジネスホテルであり、この4,5年で急増した。道内地方都市の中でもこれほどの数のホテルが一ヶ所に集中しているのは異例であり、需要の高さも伺える。

帯広に泊まって悩むのは飲食店探しである。今は「北の屋台」などあるが、以前はこじんまりとした店が多く、町の規模から考えると繁華街の店の数が少ない気がしていた。また、知らなと入りにくい居酒屋が多い。

隣の釧路市はかつて人口あたりの飲み屋の数が日本一であったと聞くが、帯広の夜は地味な印象があった。炭鉱と漁師の町の釧路に対し、帯広は周囲が大農業地帯なので、その辺の気質の違いも飲食店の数に表れているのであろうか。

以前はチェーン展開をする居酒屋も少なかった記憶だ。もともと帯広は地元経営の店が多かった。出張族からしてみれば、全国・全道チェーンの居酒屋があれば知らない町でもひと安心である。管理人はチェーン店に自ら入ることは殆どないが、仕事絡みや人数が多い時などは便利で、外れるということはないので無難だ。

帯広の場合、宿泊特化型のホテルの進出により、駅から離れた地場のホテルはかなり閉鎖されている。居酒屋などもそうなってしまうのでないかと気になるところだ。

帯広(十勝)の特徴は地域愛が強いところである。たとえば、百貨店の「藤丸」にしても奮闘している。地場の居酒屋の質は問われるところだが、チェーン店にはない地域に根付いた”らしさ”を出していただきたいと思う。

全国チェーンのホテルと居酒屋ばかりが目立つ地方駅前の空洞化された景色はこれ以上見たくない。

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