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あの月刊「旅」と表紙がよく似ている「旅北海道」は地元編集ならではの内容だ

表紙2012春 tokimekitabi-2tabi-1997

左が「旅北海道」5号 中央が創刊号 右が月刊「旅」

春先から北海道関連のガイドブックが観光シーズンへ向けて次々と発売される。どれも似たり寄ったりの内容なのでなかなか購買意欲をそそる書籍は少ないが、その中で、財界さっぽろ発行の季刊「旅北海道」が目を惹いたので購入してみた。

都内大手書店に平積みしてあったが、パッと見て、あの月刊誌「旅」が復活をしたのかと思った。「旅」は大正13年創刊、今年1月に休刊されるまでJTBと最後は新潮社によって発行されていたが、「旅北海道」と 旧「旅」のロゴは殆ど同じで見分けが付かない。このあたり意識して使ったのか。ちなみに、「旅」休刊が決まった頃から今のロゴに変更になっており、今号よりこれまでの「ときめき旅 北海道」から「旅北海道」に雑誌名 も変わっている。

特集は「至福のさっぽろ散歩」。定番の観光地紹介から市電沿線ガイド、創生川イースト、ススキノ遊郭跡を歩くなど幅広い内容となっている。紹介されている飲食店も札幌では名高い店も多く、地元出版社ならではの編集となっている。

読者ターゲットは中高年なので字サイズも大きく読みやすい。道内、道外読者どちらでも楽しめる内容だが、移住に関する記事や広告を見ると東京発のJALパックツアーなど道外を意識したものも目立つので道外ターゲットか。

出版元の「財界さっぽろ」は、月刊誌の内容からイエローメディアの印象があるが、飽きさせないなかなか面白い雑誌だ。「旅北海道」も編集はしっかりしており、地元に根付いていることが伺える内容となっている。ススキノに強い同社なので、そのあたりも強みが発揮されている。

なお、第6号となる次号は旭川・美瑛・富良野・帯広の北海道ガーデン街道の特集。7月発売なのでタイムリーなテーマだ。

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