*

「北海道長期滞在モニター」スタート 満員御礼の盛況だが地域によって多すぎるバラつき

choki-taizai

先日の拙ブログで、この夏同じ宿泊施設で5連泊以上をすると一人に付き3万円のキャッシュバックがある「北海道長期滞在モニター」を紹介した。道外在住者限定で、道内32エリアの約160箇所の提携宿泊施設の中から滞在地を選び、アンケートに答えた1000名を対象に行うキャンペーンだ。

昨日、6月1日から専用サイトが開設となり、申込みが始まったが、初日で主だったエリアは満員になってしまった。2日現在、募集を終了したのは、さっぽろ広域圏・小樽・ニセコ・登別・支笏湖・洞爺湖温泉・上富良野・礼文島・稚内・鹿追・釧路・おとふけ町・十勝川温泉で、殆ど告知がされていなかったのにも関わらず、多くの問い合わせや申込みがあったようだ。

このキャンペーン、専用サイトが開設される1日まで提携宿泊施設が公表されなかったことについて先日のブログで苦言を呈したが、この他にもいくつかの問題点があったので述べたい。

まず、道内32エリアに分けられているが、参加していない観光地もいくつかある。特に気になったのは都市部であり、函館・旭川・富良野・帯広などが入っていない。滞在型観光に力を入れているにも関わらずどうしたことか。

また、宿泊料金が連泊にも関わらず高めに設定されているものが多い。温泉地の大型ホテルのほか、札幌などの都市部の都市ホテルも宿泊予約サイトよりも料金が高いところもあり、これでは長期滞在の意味がないのではないか。

このあたりは、北海道旅行歴ウン十年で観光産業に精通しているK氏の「イケてる、モノ・コト」で詳しく述べられている。K氏は今夏、札幌滞在の一人旅を考え、市内ホテルを申込んだがすでに満員で、事務局から同じ石狩管内の浜益の民宿を勧められたという。都市部ホテルと漁村の民宿ではあまりに違いすぎる。

キャンペーン自体が初年度ということもあるが、もし来年以降も続けるのであれば改善の余地は多い。①エリア設定②宿のタイプ③宿の参加数④宿の料金設定⑤告知期間など見直すべき課題は多い。

逆に今年度の反応がよければ、参加する宿も増えるであろう。今年度もエリアによっては、地域ぐるみで参加し、料金も良心的に設定しているエリアがある。昨日のブログでお伝えした長期滞在に力を入れている釧路市は、「長期滞在ビジネス研究会」に加入しているホテルが廉価な設定で宿泊提供をしており、すぐに満員となってしまった。

今回、すぐに満員になったエリアと今も空いているエリアを比較すると、やはり知名度の違いが大きいかと思う。長期滞在モデルはまだ試行錯誤であるが、こういったキャンペーンを通して、需要動向を把握し、今後に向けたモデルが形成されることを望みたい。

 - すべての記事一覧, 地域づくり&イベント, 移住・ロングステイ・シニア, 観光(体験型), 観光(北海道全般)