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人口減少が続く小樽 魅力あるマチなのにどうしてか

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小樽市が11日明らかにした住民基本台帳人口の速報値によると、同市の人口は9日現在、13万人を割り込み、12万9995人となった。ピークだった1964年の20万7093人より、約7万7千人(約37%)減ったことになる。(6/12付 道新

小樽市の人口が90年前に逆戻りしてしまった。それほど珍しい現象ではないが、札幌に近く、北海道を代表する観光地でありながら人口流出が続いている。都通りやサンモール一番街などのアーケードを歩くと目立つのはお年寄りの姿。観光客が立ち寄ってもおかしくないルートだがその数は少なく、シャッター商店街にはなっていないものの閉まっている店も増えてきている。

管理人は駅前の「長崎屋」が好きで、小樽に来ると立ち寄るが、ここも買い物客の中心は高齢者。駅周辺はバスなどの公共交通が頼りの高齢者が中心で典型的な地方都市の光景である。

これまで小樽へは頻繁に通って来た。移住をするのであれば小樽は選択肢のひとつであり、かつて銭函周辺の物件を探したこともある(銭函は札幌・小樽のちょうど中間に位置する)。JRの快速を利用すれば小樽-札幌間は32分と首都圏の感覚でいえば、横浜から都心に通勤をするようなものである。さらに途中、石狩湾のダイナミックな景色を見ながら通勤できるのだから飽きることもないと思う。

札幌近郊では江別市や北広島市などがベットタウンとして人口を急増させた。小樽よりはやや札幌に近いが、それでも快速電車で15-20分以上はかかる。また、スウェーデンヒルズがある当別は最近、学園都市線が電化されたがそれでも40分は札幌まで要する。小樽はアクセス的に引けを取るとは思えず、さらに高速バスもあるので利便性は悪くないと思う(途中、銭函や張碓、望洋台など札樽道沿いにバス停がある)。

管理人の目から見ると魅力ある小樽だが道内の視点ではどうであろうか。マイナス部分で云うと、雪が多い、坂が多い、マンションが少ない、人が住める場所が少ない、大型店舗が少ない・・・地勢的なハンディもあるかと思う。また、地元意識が強く閉鎖的であるとも聞く。

もし、閉鎖的だとすれば、それはマチに歴史があるからであり、根付いた文化がある裏返しでもある。小樽は運河や手宮線の保存活動など市民の文化意識が高いマチであり、それもまた魅力のひとつである。

人口が減り続ける小樽市。観光も頭打ちである。小樽は泊まってみないと魅力がわからないマチだが、住んでみるともっと奥深そうである。

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