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浦河町が「ちょっと暮らし」の滞在日数で2位に 求められる地域の特性と強みを読む力

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道内市町村の体験移住事業「ちょっと暮らし」で、浦河町の好調が続いている。道がまとめた2011年度の実績では、延べ滞在日数は前年度比1313日増の4702日で道内2位。道外でのPRが功を奏したほか、冬期間の滞在者が増えて数を伸ばした。 (6/13付 道新

久しぶりに日高地方の話題を。北杜の窓はスタートして8年になるが、記事にした地域でもっとも少ないのが日高であると思う。最近は「日高報知新聞」記事も閲覧できるが、なかなか記事にしたいような話題に巡り会わなかった。浦河町に関しては2006年8月以来である(その時は温泉偽装のネガティブ話題であった)。

浦河町が「ちょっと暮らし」で人気を集めているという。人数では9位だが延べ滞在日数では4702日と釧路の4855日に続いて2位となっている。以前から浦河町はコンスタントに人気があったが、移住促進やロングスティ関連の道外イベントにも積極的に参加をしている。管理人はこの手のイベントには顔を出すようにしているが、浦河ブースはよく埋まっていたと記憶している。

浦河の人気はどこにあるのか?

まず、考えるには知名度の高さにあると思う。日高の町は門別、新冠、静内もそうだが、サラブレッドの故郷のせいか地名自体が全国的に認知されている。それはイコール牧場であり、馬である。牧場や馬に憧れて働きに来る、移り住む者は昔から多いが、たとえば乗馬が趣味の方にとっては願ってもない環境である。都会の乗馬クラブの何分の一の料金で、何倍と広い馬場で楽しめるのだ。

浦河滞在者の特徴は一人あたり平均約90日と滞在日数が多いことにある。雪が少ないことも大きな理由であると思うが、冬季も滞在者が居るという。冬はちょっと暮らし用の専用住宅以外にも、「うらかわ優駿ビレッジAERU(アエル)」の広い和洋室が月額 83,500円で借りることができる。

 

上の表は昨年度の「ちょっと暮らし」上位10傑だが、やはり「ちょっと暮らし」に力を注いでいる自治体が上位に来ていると思う。釧路市の事例は何度も紹介しているが、厚沢部町など全国的には無名な町も健闘している。「素敵な過疎づくり株式会社」という会社を立ち上げ、町が一体となって活動をしているが、厚沢部町の体験用専用住宅はなかなかのものだ。

成功している自治体を見ていると、どこも中にキーマンがいるはずだ。ただやったますよのステレオ型「ちょっと暮らし」サービスではなく、独自性のある思い切った施策と官民一体で動いているところに人気が集まっている。自分が住んでいる地域の特性と強みを客観的に分析し、利用者の立場で、ニーズを読める力が「ちょっと暮らし」成功に求められる力だ。

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