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老舗の函館国際ホテルが売却 厳しさ増す地方の都市型ホテル

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マルハニチロホールディングスは9日、傘下の函館国際ホテルの全株式を、ゴルフ場運営の恵庭開発に売却すると発表した。譲渡額は非公表。マルハニチロHDは売却に伴い、連結で約20億円の特別損失を計上する。2013年3月期の業績見通しに変更はない。(7/9付 時事通信

函館を代表する都市型ホテルで老舗の函館国際ホテルが売却されることになった。まだ詳細はわからないが函館市内は近年ホテルが急激に増え、過当競争の煽りを食っての売却であろう。売却先の恵庭開発はセンチュリーロイヤルホテルを運営していた札幌観光を買収した会社だ。

実は5月下旬に国際ホテルに泊まった。この時は別館(新館)海側DXツインのシングルユースであったが、朝食付き7,800円と格安であった。別館DXシングルは何度も泊まっていたがツインのシングルユースが別館で出ることは珍しいと記憶している。本館は道内の修学旅行生が占拠していたことも関係しているであろうが、随分と変わったものだと思った。

DXといっても客室はかなり草臥れており、これではラビスタや男爵倶楽部に太刀打ち出来ないと思ったが、別館も既に18年が経過している。ホテル自体は1971年の創業だが、伝統だけではやっていけない時代となってしまったようだ。

管理人が24年前、初めての北海道旅行で最初に泊まったのが国際ホテルである。当時は駅前にハーバービューホテル(現・ロワジールホテル)が出来たばかりで、ホテルらしいホテルはこの他ではホテル函館ロイヤルぐらいしかなかった頃だ。当時はいちばんいいホテルに泊まってやろうと思って国際Hに決めたが、和食堂「松前」でイカ刺しを摘み、本館にあったバーで港夜景を見ながら飲んだのが懐かしい。

その後、ホテルを取り巻く状況が大きく変わった。ビジネスホテルのレベルアップにより、客室だけでは都市型ホテルと見劣りをせず、むしろ全国チェーンのホテルの方が快適になっているケースが多い。宿泊だけに関して云えば、都市型ホテルに泊まる意味がなくなって来ている。

地方の都市型グランドホテル(泊・食・宴)を取り巻く環境はさらに厳しさを増すであろう。

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