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周遊きっぷに代わり山陽・四国エリアに「たびきっぷ」が登場、 四国旅行は特におススメ

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3月31日をもってJRの「周遊きっぷ」が廃止された。周遊きっぷは周遊券に代わるものとして1998年に登場したが、その使いにくさとJR各社の販売する気のなさにより、僅か15年で消えてしまった。今後は全国のJRを縦断できるような新たなフリーきっぷは出ないといっていいであろう(青春18きっぷとフルムーンパスは暫く続くと思われるが)。

4月1日から地域限定だが、周遊きっぷに代わるような新たなフリーパスが登場した。JR東海が販売する「たびきっぷ」というもので首都圏や名古屋方面から新幹線を利用し、中国地方や四国など目的地別にフリーエリアが設けられている。「たびきっぷ」には4種類あり、「岡山たびきっぷ」(東京発3万2千円)、「広島たびきっぷ」(3万5千円)、「山口たびきっぷ」(3万9千円)、「四国たびきっぷ」(3万5千円)から成っており、往復「のぞみ」も利用できる。

各たびきっぷのフリーエリア設定区間を見ると周遊きっぷゾーン券の「岡山・倉敷ゾーン」、「広島・宮島ゾーン」、「津和野・秋芳・萩ゾーン」、「四国ゾーン」をほぼ踏襲している。多少エリアが狭くなったものもあるが、周遊きっぷに代わるものといってよいであろう。

周遊きっぷ時代、東海道・山陽新幹線の乗車にはいろいろ制限があった。通常、周遊ゾーン入口までは運賃が20%引きだったが、東海道新幹線のみ5%引き(601キロ以上利用すれば20%引き)で旨味がなかった。今回の「たびきっぷ」では新幹線往復割引の運賃にフリーエリア分をプラスした格好で岡山はプラス320円、広島がプラス180円、新山口がプラス160円、四国(新幹線は岡山まで)がプラス3,320円となっている。

周遊きっぷとの料金を比較してみると四国以外はほぼ同額といったところであるが、有効期間が周遊きっぷが最長9日間だったのに対し、5日間と短くなっている(ゾーン内は5日間)。「たびきっぷ」でいちばんお得なのは四国である。JR四国管内の特急が乗り放題だが、岡山と3千円しか変わらず、広島とは同額である。周遊きっぷ時代と比較すると東京発の場合、6,7千円分は安くなっているので四国旅行にはおススメである。

これまで東海道・山陽新幹線や西日本方面のフリーきっぷの類が殆どなかった。あっても年齢制限や有効日数など実用的なものがなかったが、今回の「たびきっぷ」は久々、使い勝手がよさそうである。首都圏在住だとJR東日本か北海道管内のフリーパスは多くあっても、西日本方面のものは皆無であった。こういったパスの登場により、高速バスやLCCなどにシフトした旅行者が戻ってくることを願いたい。

管理人も「四国たびきっぷ」を使ってみたいと思う。

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