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高級ホテル予約サイトが人気だがネット予約の今後は?

4日のブログでウインザーホテル洞爺に関する話題に触れたが、このところホテルサイバーエージェント(宿泊予約)でも2極化が進んでいる。
なかでも高級ホテルをターゲットにした一休ドットコムが好調で、株式公開を果たしている。一休成功の秘訣は玉石混交のネット予約業界に於いて「高級」というところに目を付けたところにある。差別化の勝利といってよいであろう。
また、業界最大手のJTBでは富裕層の顧客向けに、高級ホテル・旅館専門の宿泊予約サイト「Kihin」を開設することになった。
最高級ホテルのスイートルームを扱う「貴賓」と、高級ホテル・旅館の客室を提供する「気品」の2種類の予約サイトがあり、会員限定の「貴賓」で「フォーシーズンズホテル丸の内東京」のスイートルームを予約すると、ジムや美容施設を無料で利用できるなど通常の宿泊にはない特典が付く。
また、高級レストランの予約サービスもはじめる。
最近、サイバー旅行会社がこぞって高級路線にシフトをしている。これは一般ホテルが楽天トラベルなどに押さえられ、市場が飽和していることもあるが、高級ホテルは収益率が高いことが魅力な点だ。たとえば東横インやアパホテルなどの安ビジネスホテルの場合、一予約が成立しても客室が5千円であれば5%の手数料なら250円の収入しかならない。しかし、5万円の高級ホテルであれば2,500円になり、さらに手数料自体を上げやすい。
また、ホテル予約と共にレストランやエステ、スパ施設などを併せて予約ができればさらに収益はアップするのだ。
ターゲットは富裕層の他にも30代OLなどもおり、OZモールなどの女性サイトでもこの分野には力を入れている。
余談であるが、中規模の大衆向け観光温泉旅館を中心に展開している「ゆこゆこネット」もニッチながら目のつけどころがいいと思う。
今後は欧米のように格安航空券と宿泊が同時に申し込めるようなサービス(楽天とANAが開始したが)が本格的に展開できれば大いに利便性が上がる。
日本の場合は鉄道なのでJRがこのあたりどういう手を打ってくるか見ものでもある。

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