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200%超の臨時北斗に乗車 そこで見た驚くべき光景と対応

2013-11-10 10.22.26    2013-11-10 10.21.08

函館駅ではお目にかかれないニセコ車両の臨時北斗

9日(土)函館から札幌までリゾート車両を使用した臨時特急「北斗87号」に乗車した。当日、札幌行きの特急列車は大変混んでおり、ネットで調べると昼過ぎまで満席。管理人は14時台の臨時北斗に乗る予定にしていたが、前日夜に窓口へ行くと3席指定が空いているというので購入した。

臨時北斗は函館10時33分発で札幌には14時17分に到着するダイヤだが、週末のみの運転である。もともとこの時間帯には2本の特急列車(9時30分発北斗5号と10時40分発S北斗7号)が設定されていたが一連の件で運休。午前中は8時30分発のS北斗3号が出た後は12時半発のS北斗9号まで何と4時間も札幌行き特急がないという有り様である(平日の場合)。

北斗87号はニセコエクスプレスの車両を使用している。管理人は何度かこの車両にお世話になっているが、ニセコ行きのスキー列車として運転されていた時のものである。昨年からニセコ行きのスキー特急は廃止されており、今は出番があまりないのであろう。この87号にはニセコ車両のほかに流氷特急「オホーツクの風」などで使用されるノースレインボー車両も投入されている。

さて乗車15分前ぐらいにホームへ行ったが、既にデッキまでこぼれんばかりの人。ニセコ車両は3両と短く、先頭が自由席で後ろ2両が指定席である。管理人がキャリーケースを抱え、人を掻き分けながら入るが、座席の通路までいっぱいで進むことが出来ない。これは想像以上のことになっている。周囲を見ると多くが中国語を話しており、どうも台湾からの団体さんのようだが、3両すべてに相当な数が乗っている。彼らは大沼公園で下車をするひと駅のみの乗車だが、百人以上はおり、勝手に指定席に座っている。あとから指定券を持った乗客と交代する訳だが、これまた大混雑なので大変な作業である。

函館発車にはデッキ、座席通路共にギュウギュウで乗車率は軽く200%を超えていたであろう。洗面所や自販機コーナーにも人が座っており、新聞紙を敷いているお年寄りもいる。昔、新幹線が出来る前の上野発の帰省列車のようで、こんな光景を見たの本当に久しぶりのことだ。

大変だったのは最初に停車をする五稜郭駅である。扉は開いても中に入ることはできない。3人のJR職員がホームを走りまわっているが、どうも乗客を押し込んでいるようである。管理人は特急列車に「押し屋」(死語)が登場したのは初めて見た。昭和の帰省列車か終戦直後の風景である。気の毒だったのだが、ギブスを嵌めた方で乗れずに諦めて帰って行った。五稜郭では乗降に10分近くかかって発車をした。

五稜郭駅ホームに職員が3人もいたのは混雑を予想していたからかもしれないが、車掌は二人乗務していた。ベテラン車掌と若手の組合わせだが、ベテランは車掌室に篭り、アナウンスのみ。気の毒なのは若手で超満員のデッキに立ちっぱなしである。通常、デッキに車掌室があるが、ニセコ車両の場合、それがない。

驚いたのは大沼付近での観光アナウンスである。いつもお決まりで付近に差し掛かると大沼国定公園の観光案内を始まるが、乗車率200%超え、阿鼻叫喚の中で平然とやっている。究極のKYだが、これがJR北海道の本質と見た。まさかリゾート車両にj乗務をしたのだからやらなくてはと思ったのでは。。。。。

大沼公園駅に到着し、100数十人はいそうな台湾人客が下車をした。現在、大沼公園が台湾人に人気となっており、特急のひと駅乗車がツアーに組み込まれている。彼らはバス移動であるが、車窓からの景色が楽しめる乗車体験がウリになっているようである(こういう形態は、中国・台湾人向けの釧網線トロッコ列車や釧路-釧路湿原駅間の鉄道&バス利用ツアーで人気が出た)。

それにしても、何でJRは混雑が予想されている臨時特急に団体を乗車させたのであろうか。事情を話してバスで行ってもらうか、同じ時間帯にはガラガラの大沼公園へ行く普通列車もあり、そちらに代替することも可能であると思うが。。。。拙サイトのフェースブック版からのコメントによると11月3日にも同じ列車で同様な大混雑を引き起こしたらしい。なので五稜郭に臨時職員を配置したとも考えられるが、団体が自粛してくれれば済む問題である。

結局、乗り降りで17分遅れ、4時間かけて札幌に到着をした。JR北は車両が足りないと言ってしまえばそれまでだが、混雑が予想される列車(台湾人が乗車しなくても)に3両編成を投入するのはいかがなものであろう。もともとこの時間帯は7両編成のS北斗が走っていたが、定員がその3割程度のニセコ車両を使えば結果は予想されたはずだが。すべてにおいて段取りがおかしい。もうひとつのノースレインボー車両は階段があり、デッキも狭く繁忙期には適していない。2階建1階部にある休憩コーナーが大変なことになりそうだ。

これから年末年始、さらなる混雑が予想されるが、新たなトラブルが心配である。この組織、どこへ行くのであろうか。

2013-11-11 12.01.35

札幌駅に掲示されていた臨時北斗運転のお知らせ

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