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地球的な雪不足が新たな追い風となるか

先日、ニセコのコンドミニアム「ヨウテイ トラックス」が完成したが、販売価格が1部屋3500万から6000万円という高価にも関わらず豪州人を中心に完売した。今後、30数棟のコンドミニアムが建てられる予定である。
また、豪州人誘客だけではなく、最近は欧米へもプロモーションがされている。今年からは英国からのツアーが富良野にやってくる。
ニセコがきっかけとなり、道内スキー場の国際化が急速に進んでいる。豪州のようにシーズンが正反対で、欧米へ行くことに較べて近く、雪質やスケールで自国と比べ魅力的な北海道へ行くことは理解できるが、英国など欧州からとなると「わざわざ」ということになり、よほどのアドバンテージがないと難しい。
英国の場合は自国にスキー場らしいところがないためフランスやスイスなどアルプスまで出かけるのが一般的になっている。同じ飛行機で行くならちょっと遠出して普段行かないところへ行くのも面白いのではないか。
馴染みの薄い日本のスキー場を京都観光などとセットで売り出す動きがあるが、いいところに目をつけていると思う(スキーツアーに参加する客層とマッチするかどうかはわからない)。
もうひとつ欧州スキー場の慢性的な雪不足が追い風となる可能性がある。地球温暖化により、シーズン当初の雪不足が日常化している。日本のスキー場でも同様な問題が起きているが、さすがに北海道では少ない。ニセコや富良野、キロロ、札幌国際などの札幌近郊などシーズンインが多少遅れることはあっても5月連休まではだいたい安定した積雪がある。
ニセコは以前、東洋のサンモリッツといわれてが、さすがに国内有数の規模を誇っても欧州のスキー場と較べると猫の額ほどだ。それでも安定した積雪のほか温泉や海の幸などのグルメ、流氷見学、京都観光などゲレンデ以外の楽しみを付加すれば魅力が倍増する。
雪不足の心配がない北海道と欧米にはない日本の魅力を訴えることでスキーの本場からの新たな集客が可能になるのではないか。

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