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大正時代の函館が生き生きと描かれた『はこだて記憶の街』

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昨日は久しぶりに神田・神保町の古書街を歩いた。
古い地図や絵葉書、旅行関係の資料が揃う泰川堂書店では、昭和8年発行の「旅行日本」という雑誌と昭和29年昭和天皇が北海道を巡られた記念に発行された道内絵地図(北海道鉄道管理局発行)を購入した。
もう一軒、地方出版物を専門に扱っている書店を覗く。あざらし君の「いい旅」が積んであったが、その横に「はこだて記憶の街」という写真集を発見。ページを捲ってみると1920年代の函館の町並みと人々、風俗などが描かれているこれまで見たこともない写真集なので思わず衝動買いしてしまった。
作者の熊谷孝太郎は、函館在住のアマチュアカメラマンらしいが、これまで作品が紹介されることはなかった。最近になって膨大な写真が発見され、1冊の本になったようだが、これは都市風俗として恐ろしく貴重なものである。都会ならともかく函館という地方都市を描いているところに意味がある。
街を走る市電、連絡船乗り場、芸者衆、銭湯の風景、映画館、子守の女の子など生き生きととらえている。写真全体に活気があり、当時の函館が今と較べていかに元気であったのが伺い知れる。
この写真集、2,800円と手頃である。
はこだて写真図書館編・刊「熊谷孝太郎『はこだて記憶の街』」発売モール。ISBN978-4-938628-49-9

はこだて記憶の街
はこだて記憶の街 熊谷 孝太郎

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