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沖縄から撤退し、ふたたび函館へシフトするエアトランセ

北海道新聞の記事によるとエアトランセが、7/21から函館-仙台間に、不定期の乗り合い型路線を就航させると発表した。
今年、4月から就航した沖縄の那覇-沖永良部、那覇-下地島の不定期路線からは撤退し、余った機材を函館-仙台線に活用するらしい。
エアトランセのHPを見ても、この件はまだ発表されていない。未だに「北海道から沖縄まで」というコピーがあり(「から」ではなく、北海道と沖縄である)、更新もされていない。
沖縄ではエアドルフィンとの共同運航を始めたばかりなのに、僅か3ヶ月で撤退とは、開いた口が塞がらない。
エアトランスについてはこれまで何度も厳しく書いてきた。4月のブログでは、「北海道から離陸をし始めた」という題で、今後、道内路線から撤退する方向ではと書いたが、逆にまた戻ってきてしまった。
沖縄の需要はよくわからないが、下地島は、パイロットの訓練をする島で、観光客はそんなに行かないであろう。あまりにも調査不足である。
函館-仙台線であるが、これまで何度か休航などがあった路線である。しかし、需要がある路線であり、コミュータ機ではあれば、そこそこの利用者が期待できる。
しかし、エアトランスのビーチクラフト機は小さすぎる。道内便でもそうだが、エアトランセは機材の選択を誤った気がする。厳しい北海道の気候に、向いている機材とは思えない。
機材の問題もあるが、それ以前の問題として、失った信用を回復するのは容易なことではない。勿論、経営が大変なことはよくわかる。コミュータ会社が利益を出すことは現状では不可能に近い。しかし、北海道(函館)に一度、拠点を決めたのなら、地域に根付いて、地道に活動をしてゆくことが、会社を再生させるいちばんの早道であるはずだ。

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