*

北海道スキーツアーが発売、旅行会社の思惑と利用者の変化

10月に入り、「北海道スキーツアー」のパンフレットが旅行会社店頭の並びはじめた。かつては、秋から冬にかけての売れ筋商品であったスキー商品であったが、最近では見かけることが少なくなった。全盛を誇ったスキーバスは激減し、今はツアー高速バスに代わっている。
北海道スキーツアーだが、JAL,ANA,JTBなどの商品を見比べてみた。ここ数年、大きな変化はないが、昨年あたりから大人をターゲットにした高級志向の商品がスキーツアーでも増えている。若い頃、北海道のパウダースノーに憧れた中高年層の取り込みを狙っているようだ。
特に各社ともウインザーホテル洞爺の商品に力を入れている。ウインザーは最近になりスキー場を再開したが、ゲレンデの情報はあまり伝わってこなかった。
スキー場は、カブトデコム時代の「エイペックスリゾート」の付帯施設「スノーパーク洞爺」として開設されたが殆ど陽の目を見ないうちに閉鎖された。ゲレンデ構成は、山頂のホテルを挟み、洞爺湖側にはゴンドラ付きのメインゲレンデ、また、内浦湾側にもリフトがあり、どちらもレイク&マリンビューとなっている。
コースはかなり縮小されており、ゴンドラコースといっても最長で1500メートル程度、温暖な地域のためシーズンは短く、積雪量も少ない。室蘭線に乗ると海側のゲレンデが見れるが、真冬でも地肌が出ていることが多い(下部ゲレンデは使われていないようだが)。
あくまでもウインザーホテルのプライベートゲレンデあり、本格的に滑りたい方はルスツまで送迎してくれるようだ。また、スノボー禁止、コースもホテル宿泊客専用エリアもあり、一般客は行きずらいかもしれない。
現在、ゴンドラは通年運行している。ホテルのHPを見て驚いたが、名前が「サミットゴンドラ」(笑)になっていた。それにしてもウインザーホテルのサイトは見づらい。オープン時からそうであるが、誰も気がづかない、言わないのであろうか。ホテルサイトを通して予約をする客も少ないのであろうが、物足りなさをかんじる。
今冬の北海道スキーツアー、全体的には大人をターゲットしている印象だ。トマムもグレードアップしており、滞在型を狙っている。スキーツアーブームが去り、北海道が身近になり過ぎ、かえってスキーのためにわざわざ来ることがなくなった。もはや魅惑のパウダースノーでは集客はできない。
これからは、ウインザーのような高級リゾートでの滞在、温泉滞在でのスキー、体験型の雪遊び、都市型滞在のなかでのスキーなどスキーがメインではなく、冬の北海道観光のオプション的な位置づけとしてスキーツアーを活かしていった方がいいような気がする。旅行パンフではスキーツアーは独立しているが、一般のフリーツアー(募集型企画旅行)の中でも紹介したらどうであろうか。

 - すべての記事一覧, スノーリゾート