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女性ウケしそうな岩手県鉛温泉・藤三旅館旅籠部(最近泊まった宿)

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藤三旅館外観と2食付9300円の夕食 
函館へ向かう前日と前々日は花巻温泉郷に泊まった。
花巻市は鄙びた宿からハイグレードの宿まで広範囲で点在している温泉郷だ。11月上旬、予てからの楽しみであった花巻温泉郷にある木造3階建て旅館2ヶ所に宿泊した。1泊目は全国的にも名の知れた鉛温泉の藤三旅館旅籠部に投宿。
藤三温泉は鉛温泉にある一軒宿で古くから湯治場として栄えている。「旅籠部」と書いたのも「湯治部」と分かれているためである。
花巻駅から岩手県交通のバスに乗車。30分足らずの距離だが、運賃が900円と高い。そこそこの乗車があったが、車がないと地方は生活ができないとあらためて思う。
途中、志戸平、渡り、高倉山、大沢などいくつかの温泉を通っていくが、どこも個性がある宿に見える。特に大沢は藤三と同じような鄙びた湯治棟からレトロな和風棟、豪華な新館まであり、混浴露天が有名だ。藤三旅館はバス停から道を下り、川沿いにあった。お目当ては木造3階建建築であるが、よく手入れが行き届いている。
名物は日本一深いといわれる岩風呂であるが、この他にも渓流沿いの露天など4つの風呂がある。お湯は癖がない単純泉だが、こういうお湯が意外に後から効く。現在、もう一ヶ所、違う泉質のお湯の掘削に成功したと仲居さんが言っていたが、枯れないか心配だ。
この宿、なかなか経営も近代的で合理的。管理人は「じゃらんネット」で経由で予約を入れたが、予約の約半分がじゃらんなどのネットエージェントだという。少ないスタッフを効率よく動かしており、今どきの頑張っている旅館である。外見からは想像できない。やる気のある後継者がいれば変わってくるはずだ。
夕食は部屋食。十分な量だ。東北の温泉宿としては品のいい料理で合格点。花巻は温泉郷となっているので、各旅館は刺激しあい、切磋琢磨しているのでレベルが高くなるのであろう。
面白いのは湯治部だ。夜、訪れると観光の網走監獄を思い出させる暗い廊下。湯治客の日用品が揃う売店が2ヶ所ある。とても気のいいお婆ちゃんがやっており、話が弾んだ。湯治部は2食付でも5千円でお釣りが来る。自炊なら2千円程度だ。古くて、少し暗いが湯治部も混んでいた。ちなみに管理人が泊まった旅籠部は9300円であった。
翌朝はスタッフ全員でお見送り。よくある光景だが、花巻温泉郷ではどこでもやっているようだ。1万円以下のそれも湯治系の旅館でこのようなサービスをやっているところは初めてだ。
管理人は鳴子温泉によく行くが同じ湯治系でもホスピタリティという世界から鳴子はかけ離れている。多分、30年以上誰も泊まっていないような客室がある湯治棟がある宿があるが、レトロを通り越えてお化け屋敷であった。
鉛温泉・藤三旅館、決して鄙びていないが、OLグループや家族連れでも楽しめる宿である。また、行ってもいいレベルだ。但し、温水便座の水圧が足りずどれも使えなかったのは残念。(11/2宿泊)
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湯治部売店と客室廊下

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