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何を今更、JR北海道の合併話

JR東日本の冨田哲郎社長は7日の定例会見で、JR北海道に対する財政支援について否定的な考えを示した。麻生太郎財務相が2月の参院予算委員会で両社の合併に言及したことを念頭に、「30年前の分割民営化で別法人として各社スタートした。相互の依存を断ち切ってその中で自主自立経営をおこなっていくのが原点だ。財政面、資金面での経営支援は困難ではないか。現実的ではないのではないか」と述べた。(3/7付 朝日新聞

間もなくJRが誕生してから30年。麻生太郎氏がそれもひとつのアイデアでないかと述べたが、東日本にとっては迷惑な話であろう。この麻生氏、「分割民営化」と呼ばれる1987年の改革を「国鉄という商売をわかっていない『学校秀才』が考えると、こうなるという典型だ」と批判している。JR7社への分割についても「JR北海道は黒字にならないと、鉄道関係者なら例外なく思っていた。僕は当時、力がなかったが、今なら止められたかもしれない」とも述べ、 分割民営化に内心では反対していたことも先日、明らかにしていた。

管理人は何を今さら云っているのだと言いたいが、分割民営化を推進した当時の中曽根首相やメザシの土光氏などのお偉いさんたちもいつかこうなることは理解済みのはず。特に北海道のジリ貧や東海の収益が突出することもわかっていたはずである。

分割民営化の裏に何があったのか、30年経っていろいろ裏読みができるようになってきたが、結論から云えば分割化は失敗であろう。多くの職員の犠牲者をも出した民営化、検証する時期が来ているのではないか。

そして、今こそ堂々と「JRはひとつに戻しましょう」といえる政治家は出てこないであろうか。

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