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おんたけスキー場のゴンドラ事故、リフトの老朽化と経営者の変更との関係は

昨日全国ニュースになったが、長野県王滝村にある「おんたけ2240」スキー場で、運行中のゴンドラリフト(6人乗り44基)が緊急停止し、乗客90人が宙づりのゴンドラ内に閉じ込められる事故が起きた。ゴンドラの数が多く、救出に手間取り、最後の乗客は11時間半以上、狭いゴンドラ内に取り残された。
今朝、スキー場のHPを見ると通常通り営業しており、昨日の件に関しても謝罪はしているが、1,2行程度のものであった。
「2240」は、昨シーズンまで「おんたけスキー場」と呼んでいたが、今シーズンから名称を「おんたけ2240」に変更した。標高の高さとロングコースを売り物にしているが、すぐ近くには「御岳ロープウェイスキー場」があり紛らわしかった(ロープーウェイスキー場では2,3年前夏山リフトのゴンドラが落下し、死者を出した事故が記憶に新しい)。また、岐阜県側の御岳にはJR東海が運営する「チャオ御岳」があり、このエリアには「御岳」ブランドのスキー場は3つあるのでわかりずらかった。
今回、事故のあった「おんたけ2240」は中京圏のスキーヤーに親しまれた老舗ゲレンデであり、長く王滝村村営であった。しかし、客足が減り、昨年から運営が加森観光の子会社に移され、名称を差別化をはかる意味で変更されたのであろう。
スキー不況が長く続くなか、ゴンドラ、リフトなどの老朽化が進んでる。80年台後半から90年代に初頭にかけて多くの新設・架け替えがされたが、20年以上経過している。今回、事故があったゴンドラは1989年製である。一部の索道を除いて大半が冬季のみの営業なので、毎年、運輸局の審査を通っているとはいえ不安は残る。
加森観光では、道外でも安比高原や猫裏磐梯魔などいくつかのスキー場を運営している。加森に限らず、最近はスキー場の経営変更が多いので、あらためて施設の再点検と緊急時の対応方法など安全面でのチェックをお願いしたい。

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