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旭川市の入り込みが500万人を突破したが

旭川市は二十五日、二○○五年度の観光客入り込み数(推計)が、これまでで最高だった○四年度を32・6%上回り、過去最高の五百六十四万人を記録したと発表した。五百万人突破は初めて。年間二百六万人が訪れた旭山動物園の効果や、台湾などからの外国人観光客増加が要因で、北海道を代表する観光地の一つ、函館市の○四年度実績(五百六万人)などと比較しても、旭川の飛躍が際立っている。(北海道新聞より)
旭山動物園ブームに翳りはみられない。遂に旭川市は道内有数の観光地・函館の年間入り数を抜いてしまった。しかし、この数字俄かに信じられずちょっと待てと言いたい。
旭川市全体の入り込み数564万人に対し、旭山動物園は206万人。差し引くと358万人、63%の観光客は旭山へ行っていないことになる。詳しい資料がないので間違いがあるかもしれないが、残りの358万人は旭川市内のどこへ行ったのであろうか?
ラーメン村?川村アイヌ記念館?伝統工芸村?常盤公園?三浦綾子記念館?男山酒造?・・・どれもが地味すぎる。
この564万人という数字、根拠がわからないが旭川駅や旭川空港(空港は市外だが)利用者が含まれており、美瑛・富良野観光のため旭川に立ち寄ったものが多いのではないか?
行政の発表する観光入り込み数は何を根拠に測定しているのかよくわからないものが多い。また、入り込み数の発表だけで、もっと具体的なデータ、たとえばどこから来てどの宿に何泊していくら使ったか、どこで観光をして、どの店で何を食べ、土産は何を買ってトータルでいくら使ったかなど調べる必要がある。
特に食事メニューや宿の選択など従来、行政が立ち入らないところまで本来はリサーチしないと意味がない。
話はそれたが、旭川の場合、動物園特需といっていいだろう。来場者の中心はアジア系と国内ツアー客である。最近では人が多すぎて地元客や個人客は避けるようになった。異常事態である。
これだけの多くの来場者があるにも関わらず旭川では宿泊をせず大半が層雲峡や道東方面へ向かう。
温泉地がないせいもあるがこれでは勿体ない。
旭川市の課題は宿泊率を上げることだ。現状ではお金が落ちず生ゴミだけが増えてゆく。前述の函館市は宿泊率が60%を越えており、札幌を除けば道内1位だ。
泊まりたくなる魅力的な旭川づくり、周辺に多くの観光地が控えているので観光ハブとしての機能強化、たとえば市内に観光ポイントは少なくても美味しい店が多いなど都市型観光PRも必要ではないか。
具体的に繁華街の「サンロク」の知名度を上げて、ススキノに対抗するような位置づけにする。
旭川に泊まれば日本海、オホーツクからの新鮮な海鮮物が食べられるなどPRをするべきであろう。
旭川市は以前から観光パンフづくりなど充実していたが、民間ベースのそういった部分でのPRは殆んど見えてこなかった。
旭山ブームの今のうちに早急に策を打つべきである。

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