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何とかならないか、利用者を無視する日替わりホテル料金

10月24日からは札幌に連泊した。開業から20数年は経っている民鉄系ホテルはシングルルームをトリプルにアップして戴き、快適に過ごすことが出来た。このホテル、2年前に宿泊をした際、フロントとちょっとしたトラブルがあって二度と泊まらないと思っていたが、総支配人にその内容を指摘すると丁重過ぎるほどの謝罪の手紙が届き、必ず改善すると約束していただいた(その時のブログはこちら)。それ以来の宿泊であったが、当時は手薄であったフロントスタッフも増えて、対応も迅速、コンシュルジュデスクも出来て、インバウンド対策をしっかりされているように見えた。この2年間で随分と改善されたようで、ちょっと嬉しい気持ちとなった。

ところで最近のホテル料金は需要の変化によって目まぐるしく変化する変動相場のような様相。同じ週でも週初め頃は5千円で次第に上がって行き、週末に差し掛かる時には1万5千円ぐらにと3倍増するのは当たり前になっている。今回は、当初、24(火),25日(水)の2連泊で近ツーのネット経由で予約したが、最近の札幌としては良心的な1泊6400円。25日は楽天、じゃらん、るるぶなどのOTA(宿泊予約サイト)が9千円だったのでリアル系のエージェントを通した方が安かった。近ツーに限らず、JTBや阪急交通社など混んでいる時や最近のような高値安定になっている時はリアル系エージェントのサイトから予約した方が安い時が多いようである。

26日(木)、予定が出来て延泊をしたくなった。生憎、宿泊していたホテルは満室で、OTAで他のホテルを調べてみると1万円以上が平均、泊まっていたホテルは途中から空きが出て安いところで7千円、ホテル自前サイトだと1万2千円と何だかよくわからない価格設定。
フロントで訊くと、部屋チェンジOKであれば7千円でよいとのこと。この日は外国人団体で混んでおり、市内の他ホテルと比較しても良心的ともいえる価格であるが、これまでの暗黙のルールだとよほど混んでいない限り延泊の場合、料金は前泊と同じというケースが圧倒的であった。
今は毎日、目まぐるしいほど料金が変わる時代。宿泊する方は翻弄されてしまうが、トリバコなどの料金比較サイトの人気が上がっているのも頷ける。また、国内OTAも海外並みの手数料を取るようになり、それが価格に反映、日本人が外国人向けのアゴタなどから安い部屋を探し出すなど厄介な時代になってきてる。

過去のルールが通じなくなったホテル料金体系、以前はトラックレート(標準価格のようなもの)というものがあったが、今はあってないようなものになってしまった。利用者を翻弄する目まぐるしく変わるホテル料金、今回のような延泊への対応も柔軟に出来なくなっているが、予約の段階でも変更をする場合、以前であれば、ほぼ料金が同じであったので、ネットから宿泊日を変更するだけで済んだものが、今は一度、キャンセルをかけなくてはならない。

予約サイトの普及は、利用者としては底値を探しやすくなったが、ホテルと顧客の関係を希薄にしてしまったのではないか。
私もかつては常連ホテルがあった。札幌市で云えば、昔はパークホテル、最近はオークラであったが、今は目まぐるしく変わる料金と週末は2万円以上がザラという時代になってしまい常連宿に泊まりたくても泊まれない時代になっている。
富裕層であれば別だが、これでは顧客離れを進めることとなり、ホテル側にとってもマイナスになるはずである。

インバウンド全盛の昨今であるからこそ、このような料金システムになっているが、これが崩壊したらどうなってしまうであろうか。
東横インは玄関に料金表や電光掲示板で宿泊料金が張り出されているが、こういったものがひどく良心的に見えてしまう。

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