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欧州でハワイブーム、北海道観光が参考にすべきこと

ガソリン価格の高騰などで米国各地で観光客が減少する中、今年1―3月期のハワイへの観光客は前年同期比2・8%増加、約190万人に上ったことがハワイ州当局のまとめで分かった。13日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルが報じた。

ハワイへ訪れる日本人や米国人は減少傾向だが、代わりに増えているのが英国、フランス、ドイツなどの欧州勢である。欧州からハワイは大海を2つ越えなければならないので当然遠い。その分、欧州人からみれば魅力的に映るようだ。
実際、ヨーロッパの人に訊くと「一生に一度はハワイへ行ってみたい」といったことを言う人が多い。日本人から見れば大西洋のカナリア諸島やマジョルカといったところか。
現在、ユーロ高とドル安、長期に亘る経済成長で欧州全体が豊かになっている。これまで費用がかかったハワイもそれほど高いものではなくなった。日本でも最近、欧州人の姿が目立つ。英・仏・独・伊などのメジャー国以外でもスペインやポルトガル、ギリシャ、中欧のチェコやポーランドなど多岐にわたっており、聞いたことがない言葉を街で耳にする。
欧州人に限らず、グローバル化による富裕層の出現や全体が底上げされたことで旅の行動範囲が広がった。そう考えると北海道観光も「ポストアジア・豪州」としてそれ以外の国からの集客に力を入れなければならない。
欧州は勿論のこと、経済成長が著しいブラジルやインド、ロシアなどは重要なターゲットである。欧州人からみても北海道の観光資源は魅力的であり、雪の降らないブラジルやインドの人たちにとってなお更だ。
欧州からはハワイへ行くより、北海道へ行った方が早い。以前、新千歳からアムスまでのKLM直行便は最短ルートであった。ロシアからならあっという間である。
旅行のグローバル化はますます進んで行くであろうが、中国人観光客など取り合いも激しくなる。北海道観光は、もう少し世界へ目を向けた方がいいかもしれない。

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