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西鉄も遂に登場、フライヤーズ復刻版ユニホームを札幌Dで見たい

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写真上 東映フライヤーズホーム用(大杉8) 中フライヤーズビジター用(張本10) 下日拓ホーム 7色のユニホームのひとつ(張本10)
プロ野球も交流戦の真っ只中だが、最近各球団の復刻版ユニホームが目立つ。遂先日は東京ヤクルトが「ヤクルトアトムズ」時代のユニホームで登場した。
また、これまで九州時代のライオンズとは「断絶」をしていた西武が、西鉄ライオンズ時代のユニホームを着用することになった。西武球団は、通算記録などを含めて九州時代のライオンズと一緒にされることを嫌い、避けていた。これにはいろいろ理由があるが、1979年にクラウンライターから西武に譲渡される時、九州カラーの一掃を図った。九州色が強い選手の放出は当たり前、更にこれまでのファンもいらないという姿勢を取った。
この背景には堤義明の思惑があり、新球団・西武を早く定着させるために九州色の一掃の必要があり、球団を別物にする作業が進められた。それは企業側の論理、エゴであり、「必要ない」と言われたファンはたまったものではない。管理人が九州時代のライオンズファンであったことは以前のブログでも書いたが、ある日突然、応援していたものが球団オーナー側の都合により、二束三文(たったの3億円)で中村長芳(九州野球株式会社オーナー)から堤義明に売られ、消えたのだ。こんなにやりきれないことはない。当時、中村オーナーへは許しがたい感情があったが、後に私財を投げ打って球団経営を続けていたことを知った。それでも未だに怒りは解消できないものだ。
当時、高校生であった管理人は西武を応援するかどうか迷ったが、西武球団のやり方にはついていけず、ある日、池袋サンシャインビルにあった西武球団をひとりで訪ねたことがある。広報の方が対応されたが話は平行線。こちらはガキであったので上手く丸めこられたが、ひとりでよくも行ったものである。
東京在の九州時代からのファンは西武球団に抗議をしていた。なかには過激行動に出るものもおり、たとえば西武電車の車内に「移転反対」「堤と中村に天誅」などのステッカーを無断で貼ったりしたもの。シーズンが始まると、それまでのファンを追いやり、西武(コクド)本社社員がアイスホッケーばりの応援をしていたが、それに怒りを覚え、彼らに暴行をしたものなどもおり、西武球団とは険悪な関係であった。
管理人は九州時代からの選手もスタッフもファンも大事にしない西武球団とはすぐに決別をした。それ以来、パリーグファンには変わらないが応援するチームがなくなった。
話が長くなったが、それから30年近くが経過して、西武が西鉄のユニホームを着ることになった。これは画期的なことであり、旧ライオンズファンとしては嬉しいことだ。西武球団の体質も堤義明の支配が終わり随分と変わった。また、何よりもプロ野球再編などが契機となり、とファンの関係がぐっと近くなった。分断されたライオンズができてしまったのは不幸なことであり、プロ野球を公共物という視点ではなく、単なる広告塔としてしか扱わなかった当時の経営陣の意識の低さがうかがえる。
ライオンズとはケースが違うが、北海道日本ハムファイターズにも触れられたくない過去がある。ファイターズの前身は東映フライヤーズ→日拓ホームフライヤーズ(神田うのと結婚した男の父親がオーナーであったがゴタゴタに嫌気がさし、僅か1シーズンで放棄)だが1974年に現球団に売却、その際にフライヤーズをファイターズに変えている。
その理由としては「フライ」にはハエの意味があり、食肉を扱う会社としてはタブーな名称である。改名理由は他にもあると思うが、ファイターズになったことで東映カラーが一掃されたのも事実だ。球団創設期に在籍した張本・大杉・大下らが「ファイター」であり、東映球団に敬意を顕す意味でも頭の「F」を残したという話もある。
東映球団が無くなってから既に35年が経過しており、記憶がある人も少ないであろう。しかし、1970年のヤクルトアトムズのユニホームも復活し、さらに古い60年代の西鉄ユニホームも蘇る。過去に敬意を表す意味でもファイターズの東映復刻ユニホームを見たいものだ。ファイターズ球団では通算成績などに関しては東映時代からのものを合算している。
また、これは球団負の歴史だが、日拓ホームフライヤーズの七色のユニホームがある。日替わりカラーで話題を呼んだが実際は一部しか着用されておらず幻である。また、張本が似合っていなかったのが印象的である(張本本人にとっても日拓ホーム1年と巨人へ出される前の日ハム2年間は暗黒の時代のようである)。
パリーグ暗黒時代の話を長々書いたが、管理人にとっては野球少年時代のほろ苦く、懐かしい思いである。札幌Dでファイターズを応援する道産子の皆さんは知らないことであろうが、一度「東映フライヤーズ」復刻ユニホームを見てもらい、フライヤーズ時代から続く歴史を知ってほしいと思う。
【参考】西鉄ユニホームが復活、西武30周年記念
【参考】懐かしのライオンズ帽子頒布会
【参考】懐かしのユニホーム京屋スポーツ
【参考】消えた球団 東映フライヤーズ

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