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伸び悩む道観光客入込み、サミット効果は期待薄

道が22日まとめた2007年度の観光客数は前年度に比べ1%増の4958万人だった。2年連続の増加。洞爺湖サミット(主要国首脳会議)開催決定を受け周辺地域の観光客が増えたほか、旭山動物園の人気が根強かった。道内客は1.4%増の4309万人、道外客は1.5%減の649万人。06年度はスカイマーク参入で航空運賃が下がり、道外客が過去最高だったが、07年度は反動で減少に転じた。海外観光客は引き続き好調で、20.4%増の71万人だった。(7/23付 日経

大変先行きが心配なデータである。道内観光の定番となった旭山動物園や洞爺・登別などはサミット効果もあり、増加しているが、その煽りを喰っているのが他の観光地である。特に道東の落ち込みがひどい。知床世界遺産効果などどこかへ飛んでしまった。先月末にウトロから羅臼まで知床を周遊したが、週末にも関わらず、恐ろしいほど観光客がいなかった。しかし、知床の落ち込みはある程度予想できたこと。観光ビジネスの構造そのものに問題がある。
道東だけではなく、これまで安定していた函館、小樽なども落ち込みを見せている。今後、回復は期待できるか?管理人の答えは「厳しい」とみる。今夏は国内外を問わず、旅行需要が抑制。近場以外は期待できないであろう。いい思いをするのはウインザー洞爺ぐらいではなかろうか。
今後、さらに深刻な「旅行不況」が起きると思う。景気減退、燃料高インフレといった経済事情もあるが、感覚としての旅行離れが日常化しかけていることに危機感を抱く。既に旅行が個人にとって大きなイベントとして存在していないのではないか。
特に今の20代から30代前半は旅行をしない。かつては最もマスマーケットであった層に期待ができず、中高年や富裕層がターゲットということになるが、それすら流動的であり、外国人観光客などといったら水ものなので先のことはわからない。旅行会社も相当な危機感を持っているが、解決策というものが見出せないでいる。旅が個人にとってエンターテイメントでなくなる時代が到来しているのかもしれない。

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