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クラツーの釧路炭鉱・社会見学ツアーが中止に 難しい産業観光

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釧路コールマイン

国内で唯一の坑内掘り炭鉱があることに着眼し、大手旅行会社が釧路市で石炭産業の歴史や意義を学べるツアーを計画。11月から12月にかけて羽田空港発着で4本の日程を組んでいたが、参加者の申し込みが鈍いことから18日に急きょ中止となった。この会社では来年度に再実施することも考えており、出鼻をくじかれた格好の地元関係者も春以降に期待をつないでいる。(11/19付釧路新聞)   

「大人の社会科見学ツアー」と題されたツアーは釧路市のコールマイン(旧太平洋炭鉱)の他、十勝のよつ葉乳業工場を訪れることになっていた。最近、大人を対象にした”社会科”産業ツアーは旅行商品としても人気を博している。また、道では「北海道産業遺産」の指定などもあり、炭鉱跡など道近代化へ貢献した場所への観光ツアーなども行われている。
たとえば北海道中央バスでは定期観光バスや貸切ツアーなどに積極的に登用、マニアックなツアーで有名な沿岸バスでは恒例行事として北海道の歴史や生活、産業に関するツアーを催行している。釧路の炭鉱の方も国内唯一の坑内型炭鉱ということで最近は修学旅行生の体験ツアーなどを受け入れて、つい先日も行われた。
こう書くと産業体験見学ツアーはバラ色のようだが実際は違う。まず、炭鉱見学の定期観光バスなどは思ったほど人が集まらない。その「趣味」がある鉄色が濃い人や以前そこに生活していた人など客層が限られてしまうと聞いた。なかなか北海道観光に訪れた一般的な人は興味を示してくれない。
また、釧路の炭鉱も受け入れる側が一枚岩ではないらしい。何しろ海底炭鉱は危険な場所。ライターで火を付けただけで大惨事になりかねない。果たして観光客に見せる必要はあるのか・・・・(個人的には炭鉱臨海鉄道にトロッコを走らせたり、DMVを導入したら魅力あると思うが)
今回のツアー、企画としては大変面白い。しかし、クラツーの会員層向けとは少し趣が違うか。また時期も悪い。首都圏発でもっと近場なら集客したであろうが、何で道東まで行って産業社会見学なのか。そのあたりの啓発PRが必要かもしれない。
【参考】クラブツーリズム「おとなの社会科見学ツアー釧路石炭講座」公式HP

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