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ヒルトン小樽が売却、外資の転売続くが顧客無視では

シンガポールに拠点を置く高級ホテルチェーンのパークホテルグループ(アレン・ロー代表)は一日、小樽市築港の大型複合商業施設ウイングベイ小樽のホテル「ヒルトン小樽」を買収したと発表した。当面は「ヒルトン」のまま営業を続け、来年一月から「グランドパーク小樽」と名称変更する。パーク社は日本初進出。(12/2付 道新*リンクなし)

ヒルトン小樽はこれで2度目の経営母体変更である(マイカル小樽の倒産により2005年外資のイシン・ホテルズが買収)。今回はヒルトンブランドが外され、「グランドパーク小樽」となる。グランドホテルとパークホテルが合体したような、どこにでもありそうな面白みのない名称である。
シンガポールに拠点を置く「パークホテルグループ」は初めて聞いた名前だが、イシンが買収した際の9億円をかなり上回る金額で取得したというからかなり高価な買い物である。
最近、北海道でも外資に転売されたホテルが増えた。特に札幌市内はこの3,4年で10ヶ所以上の外資系ホテルができ、来年には「メルキュール」や「ウエスティン」も進出する。
果たして経営母体が外資に変わり、ホテルは以前よりいいものに変わっているであろうか。管理人の答えは「No」である。ビジネス系を除き、Gホテル、Pホテル、Nテル(旧H・A)などどれもがクオリティが低下している。特に老舗のGとPには泊る気がなくなった。最近どうなったか知らないが、中身は顧客無視の勝手な変更であり、値段だけが上がっている。
最近、都内でも外資系ホテルの退潮が叫ばれている。そうであろう。一期生と云われた「フォーシーズン東京」や「ウエスティン東京」、「パークハイアット」の頃までは良かったが、六本木ヒルズにできた頃から様相が変わってきてしまった。高価で手軽に利用できるものでなくなり、そういったホテルとは疎遠となった。麻生首相がオークラのバーがお気に入りのようだが、間違いなくそちらの方が心地よいはずだ。
横道に逸れたが、転売目的のホテル購入(外資の大半は不動産物件という概念なので仕方ないが)、既存の顧客を無視するような営業方針、安易な値上げ、従業員の理不尽な首切り・・・・これだけはやめてもらいたいものだ。「ヒルトン小樽」のラウンジバーから見る海は素晴らしい。安らげるホテルにしてもらいたい。

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