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ジャンプシーズン始まる 相変わらずベテランが元気だが今年は船木へ注目を

1月に入り、国内でも本格的なジャンプシーズンが幕開けした。4日の雪印杯を皮切りにワールドカップまで約一ヶ月間、大倉山・宮の森を中心にし、札幌で試合が開催される。先日の雪印杯では昨年暮れから好調な38歳の岡部孝信(雪印)がぶっちぎりで優勝をし、昨シーズンからの連勝記録を伸ばしている。
また、海外に目を向けると年を跨いだ伝統の欧州ジャンプ週間が行われた。同じ4日、オーストリアのインスブルックで第3戦が行なわれ、36歳の葛西紀明(土屋ホーム)が今季自己最高タイの6位に入った。
拙ブログではジャンプ競技に関連する記事をシーズンが始まると2,3度は書く。今冬で5シーズン目になるが、今年も例年と同じような内容からのスタートになった。「ベテラン健在」。
岡部は1970年生まれ、葛西は72年生まれ、各々今年39歳、37歳になる。岡部はご存知長野五輪団体金メダリスト、葛西は五輪では勝利に恵まれないが、知名度では海外NO.1、V字飛行になる前のアルベールビルから五輪に出ている。この二人以外にも東輝も頑張っている。
ベテランが頑張ってくれるのはとても嬉しいが、若手の伸びが今ひとつ。底辺は脱出したと思うが世界のトップと互角と闘える選手がおらず、期待の伊東大貴も波が激しい。暮れに湯本史寿がW杯初優勝したが、これはタナボタのような勝利。これが自信になってくれればいいが。
ひとり気になる選手がいる。あの船木和喜である。彼は長い、長いスランプに入っている。長野後のルール改正などでフォームが狂い、試行錯誤が続いている。2005年の札幌W杯で優勝、復活の兆しが見えるかと思ったが、またその後、長期低迷に入ってしまった。しかし、若い時のふてぶてしさは消え、今は魅力的な大人になった。
彼は今株式会社FITという会社を自ら運営して、選手も抱えている。FITは実業団チームではなく、個人事業(プロダクション)のような組織だ。実業団チームの廃部など景気に左右されないで競技に打ち込みたい-そんな思いで立ち上げた会社だ。実際は厳しいであろう。スポンサー集めも容易ではないはずだ。こんな時代だからこそ船木のような選手を応援したい。
去年のサマーシーズン頃から調子を上げている船木。先日の雪印杯でも7位に入った。岡部や葛西に比べるとかなり若い1975年生まれ。今年は上の表彰台に期待がかかる。

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