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はとバス 定観バス60周年、マンネリとほどよい新しさのバランスがいい

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1980年頃のはとバス制服

今年、定期観光バスの運行開始から60周年を迎えるはとバスは3月19日、「感謝オーライ、都内遊覧バースデイ号」を限定運行する。戦後の東京遊覧を案内してきたかつてのはとバス名バスガイドも当時の制服姿で同乗し、名調子の遊覧案内や思い出を披露する。(1/14付交通新聞)

定期観光バスの撤退が相次ぐ中、利用者を伸ばしているはとバス。定番コースと新しい企画コースのバランスも程よく、常に利用者の視点に立ったマーケティングをしていることが成功の秘訣であろう。究極の定番とでも云おうかお昼の「笑ってもいいとも」のようなほどよいマンネリ感と安心感がそこにある。
都内の定期観光バスは、はとバス以外の参入事業者はおらず、云わば独占事業だが、クオリティが低下しないところがいい。また、はとバス車両は子供の時からの憧れであり、今でも新型車両を見るのが楽しい。
60年前のはとバスといえば島倉千代子の「東京だよお母っさん」を連想する(今でもそうだが)。♪ここが ここが二重橋 記念の写真を 撮りましょうね♪ ♪やさしかった 兄さんが・・・♪ 間奏部にセリフが入り、「おっかさん、戦争で亡くなった兄さんがここで眠っているのよ」という靖国神社を指している部分があるが、これはNHKでは放送禁止である(確かNHKでは「九段の母」も放送できないはず。「岸壁の母」は靖国が絡んでいないので問題なし)。この歌詞、1番が宮城、2番が靖国、3番が浅草と当時の東京観光のゴールデンコースであったのであろう。
少し話が逸れたが、はとバスでは今でも皇居-浅草そして東京タワーを巡るもっとも古いコース「東京一日」、「東京半日コース」が売れ筋NO.1だ。靖国に代わり、お台場が入るようになった。このコースでは「東京のバスガール」が歌われると聞いたことがある。1957年初代コロムビアローズの大ヒット曲だが半世紀以上である。
なお、3/19日に当時の料金250円でリバイバル都内ツアーが3コース用意されるが抽選である。
コースは午前午後便(10:00/14:30発)が 浜松町バスターミナル=東京タワー=六本木=赤坂=迎賓館=靖国神社=皇居=国会議事堂=銀座=東京駅、夜便(18:30発)が 浜松町バスターミナル=東京タワー=レインボーブリッジ=お台場=歌舞伎座=銀座=東京駅。
名古屋、大阪からの定期観光バスが消えたが、はとバスには定期観光バスの顔として頑張ってもらいたい。
【参考】はとバス60周年記念サイト

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