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孤軍奮闘するスキー列車「シーハイル上越号」、ところで”シーハイル”って何だ

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今や北海道だけになってしまった定期スキー列車 写真は「ニセコエクスプレス」
最近、ターミナルなどでスキー板やボードを持った連中を見なくなった。「シュプール号」も廃止されて数年が経ち、スキーバスも一部を除き絶滅状態に。スキー専用の定期列車が走っているのは「トマムサホロエクスプレス」や「ニセコエクスプレス」を運行する北海道だけとなった。
そんな中、1,2月の週末と祝日限定だが、大宮-石打間に運転される「シーハイル上越号」は大変貴重な存在だ。上越新幹線が上野乗り入れをした頃から、臨時スキー列車のメッカであった上越線からは「シュプール号」を除き、年々減っていった。上野-石打を結んだ特急「新雪」、小出行きの「小出スキー号」などにお世話になったので懐かしい。
小出スキー号に乗車した時は、終点まで乗車したが、小出まで乗った客は管理人と友人だけで、大半は石打あたりですべて下車している。そこから只見線に乗り換えて、豪雪駅・大白川で下車。さらに車で「関越国際大原スキー場」というこれでもかというぐらい山奥のスキー場へ行った。素朴な民宿で、囲炉裏を囲んでの交流が楽しかった。今から23年前のことである。
この「シーハイル上越」というネーミング、ひどく昭和的な懐かしい響きがある。ダークダックスの「雪山賛歌」が似合いそうなかんじである。中学生の頃、スキー合宿があり、解散の時、全員でストックを高く持ち上げて「シーハイルッ、シーハイルッ」と唱和した記憶があるが、シーハイルとはどういう意味だろうとその時思ったものだ。
調べてみるとシーハイル、「スキー万歳!」(Viva Ski)といったような意味でドイツ語で、スキーはSchi シーで、ハイルHeilは万歳。スキーヤー同士の挨拶言葉らしい。これも今や死語であろう。
消えたスキー列車。今は新幹線がその代替をしており、東北・上越・長野新幹線などでは今でもスキー割引キップが発売されていて、それなりの需要があるらしい。また、スキーバスの方は最近、シニア層をターゲットにしたものに人気があるらしい。雪道を運転しないでゲレンデへ直通・・・・スキー交通事情も変わっている。「シーハイル上越」もそのあたりを計算して、古めかしいネーミングを維持しているのであろうか。
考え過ぎか。

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