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無力感をかんじる夕張の反応

今朝の「朝ズバッ」で夕張市が特集された。閑散化したテーマパークやホテルと寂れた中心街を流すお決まりの作りだ。みのもんたが、これまでチェック機能を果たさなかった市議会に大いに責任があるようなことを言っていたが、中田市長時代、体勢翼賛状態であったのでこれはこれで事実である。
市民にインタビューを向けるとどこか他人ごとな答えで、これまで見た夕張関連の番組でもマイクを向けられた市民の多くが薄ら笑いをしているようで、諦めに似たものすらかんじる。
これまで何度も夕張倒産の話がテレビで放映されているが、箱もの行政に至る経緯、夕張市の置かれた詳しい状況や時代環境などが説明されているものが少ない。
20年前の閉山、雇用対策、三セクブーム、テーマパーク全盛、温泉ブーム、映画祭などの文化事業の必要性、バブル期の国が進めるリゾート開発、そしてその後始末と産炭地が抱える固有の問題などがテレビなどでは報じられていない。派手な施設、イベントの裏には背景があるのだ。夕張はその時代、時代に翻弄された犠牲者とも受け取れる。
中田市長時代にやったことすべてが否定できないし、バブル期は観光地として大いにクローズアップされた時期もある。箱ものすべてが悪いのではなく、何の疑いもなく、すべてを受け入れ、何のチェック機能もは果たさない見て知らぬ振りのピラミッド型の市政に問題があった。
市議会議員(市職員)の多くも市民と同様で、マチで起きていることに対しひとごとであったのではないか。市民の無力感や無関心さをみていると刹那的ですらある。
たまたまケタが大きいので夕張がクローズアップされたが、産炭地の芦別でもカナディアンワールドが先に潰れている。芦別は五重塔や大観音に温泉ホテル、歌謡ショーなど地域限定のベタな路線で頑張っているのでまだ夕張よりいいかもしれない。
道内にはまだまだこういうところがある。肝を冷やしている自治体や施設も多いであろう。

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