*

道南自動車フェリーが休日マイカー割引を開始、また「ナッチャン」の復活も正式決定

道南自動車フェリー(函館市港町3)は19日、6月中旬からマイカー利用客を対象に函館と青森、大間を結ぶ土日、祝日前後の運賃を最大で約25%引き下げる割引サービスの導入を発表した。高速道路料金の大幅値下げや定額給付金の支給に合わせた需要を取り込み、新たな顧客獲得を図る狙いだ。(5/20付 函館新聞)

道南自動車フェリー(旧東日本フェリーで通称津軽海峡フェリー)では、「マイカーホリデー割引」と銘打ち、6月12日—9月28日までの土日、祝日の翌前日などに実施する。また、7月18日から運航再開が決定した青函航路の高速船「ナッチャン」も対象とする。
今回の割引では、軽・普通乗用車のドライバーが一律20%引きで、函館—青森の在来船が片道1万6000円、函館—大間が同1万2800円。同乗者も最大で約25%引きとなり、函館—青森間の在来船2等(エコノミー)が大人片道2000円となる。首都圏発なら東北道経由で、おとな二人で渡道する場合、2万円でお釣りがくることになる(休日ETC割引&2等利用)。但し、乗船日の5日前までに決済を終えていることが条件である。
ETC搭載車の休日高速道路割引はフェリー業界に深刻な影響を与えた。特に長距離航路や本州と直接道路が繋がっている四国・九州とを結ぶ航路では大型連休中、利用者は激減した。北海道と本州を結ぶ航路の場合、大洗や仙台、舞鶴・敦賀・新潟などを結ぶ長距離は痛手だが、青森県と北海道を結ぶ航路にとっては追い風となる可能性がある。何と言っても道路が繋がっていないので、フェリーを利用せざるを得ないのだ。
かつてJRでは、青函トンネルを通る「カートレイン」や「モトトレイン」を運行していたが、利用者が少なく、最近では運転されていない。
 
また、昨年10月末から運休した函館—青森航路の高速船「ナッチャンWorld(ワールド)」の運行再開が7月18日から9月30日までの期間限定で正式に決まった
函館—青森間の所要時間は就航当初より1時間長い2時間45分。一日1往復だが、繁忙期は2往復体制をとる。 所要時間の延長や船内サービスの簡素化に伴い、運賃は値下げする。旅客はエコノミーが大人片道4000円、エグゼクティブが7000円。
季節限定の1往復では採算が取れるのか疑問だが、買い手が見つからず、係留させておくよりはデモンストレーションにもなり、よいか。魅力的な高速船なのでこの機会を利用して、是非乗船していただきたい。青函エリアの観光資源にも成りえるので、このままで終わらせては勿体ない。

 - すべての記事一覧, 公共交通(フェリー・船舶)