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「観光情報学会 in 加賀」に出席

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会場の山中温泉文化センター
管理人が会員になっている「情報観光学会」の全国大会が5/28~5/30まで石川県加賀市の山中温泉で行なわれ、初参加をしてきた。今回が6回目の開催だが、金沢星稜大学を中心とした「かが・のと観光情報研究会」が主催。
情報観光学会とは、観光活性のため、観光にまつわる情報をIT技術などを駆使して、収集・配信・利用するための学問であり、北大の複雑系の先生が始められたものだ。観光がどうして複雑系や情報系と結びついているのか説明をするのが難しいが、観光産業自体が、観光者、観光業者、行政および地域資源など複雑系から成り立っているためで、他の観光学会と違い、アカデミーの会員は、情報工学系で観光をかじっている者、民間ではソフトウエア開発やWEB関連など観光とITが結びついている会員が多いのが特長だ。
この学会、北大がルーツのためか道内の大学参加が多く、約50名参加したうち道内が7割ほどだ。懇親会(宴会)も北海道スタイルで、いったいどこに居るのかわからないほどだった。基調講演は、公立はこだて未来大学の松原仁教授が「函館における観光振興」と題して発表をしたが、暗い話題として函館観光の落ち込み、明るい話題として、動画サイトで火が付いた「五稜郭タワーロボVSイカール星人」の話をされた。
五稜郭タワーロボVSイカール星人」は、未来大学と地元のCG制作会社が制作、市役所が発注という産学官共同でつくられたもの。ニコニコ動画で火が付き、バラエティ番組で「今もっとも侵略したい都市は何処?」というタイトルで紹介されたのをきっかけにブレークした。
今月からはJR山手線の車内モニターや新宿アルタビルでも見られるらしい。露出するのは大いに結構なことだが、果たしてこのCGが函館の観光振興につながるかが疑問だ。学会でも同様の質問が別大学の先生から出されたが、怪獣戦争と函館破壊動画で減り続ける観光客を呼び戻すことができるのか。広告の効果測定は難しい。2年前にも函館市は市の予算で山手線に函館ラッピング電車を走らせているが効果は?である(タワーロボとイカール星人、函館の観光活性などについては別の機会に詳しく述べたい)。
産学官共同と叫ばれて久しいが、なかなか成果が伴なっていないのが現実である。まだまだ日本ではアカデミーと実業の世界の解離が甚だしい。補助金や助成金を無駄にしないためにも、実証実験やモデル事業で終わらせることなく、地域に還元できる銭が稼げるプロジェクトを実現してもらいたいところだ。学会にもその面では期待をする。また、管理人も、ない頭をフル稼働させて、考え、行動したいと思う。
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懇親会が開催された「白鷺湯たわらや旅館」 踊りは山中節

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