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「自遊人」が温泉宿大賞を発表、ランクインが少なすぎる北海道勢

雑誌「自遊人」9月号が読者投票による人気温泉宿ランキングを発表した。これまで源泉掛け流しや良質な食事、世俗に流されない宿などこだわりの温泉や宿を紹介してき雑誌だ。編集部も新潟の魚沼にあり、このあたりにも編集のポリシーが伺える。同誌が年1回贈る無料で日帰り入浴が楽しめるパスポートは重宝しているが、この雑誌で紹介されている宿はまず間違いないと云ってよいであろう。
まずは上位の紹介・・・・・
1位:湯元長座(岐阜県)
2位:乳頭温泉郷 鶴の湯温泉(秋田県)
3位:修善寺温泉 あさば(静岡県)
4位:須川温泉 栗駒山荘(秋田県)
4位:蔦温泉(青森県)
4位:湯の峰温泉 あずまや(和歌山県)
7位:由布院 玉の湯(大分県)
8位:鉛温泉 藤三旅館(岩手県)
8位:酸ヶ湯温泉(青森県)
8位:新平湯温泉 松宝苑(岐阜県)
8位:地獄温泉 清風荘(熊本県)
8位:湯河原温泉 ふきや(神奈川県)
8位:法師温泉 長寿館(群馬県)
以下北海道関連(5票まで)
14位:銀婚湯(北海道)
44位:湯宿だいいち(北海道)
55位:幌加温泉 鹿の谷(北海道)
62位:阿寒湖温泉 あかん鶴雅別荘 鄙の座(北海道)
69位:支笏湖 丸駒温泉旅館(北海道)
91位:湯元 湧駒荘(北海道)
117位:糠平温泉 中村屋(北海道)
いかがであろうか。全国上位は名だたる個人客志向の名旅館がランクしている。管理人も日帰りも含めれば5ヶ所ほど寄せていただいている。旅行会社や業界紙のランキングに必ず登場するような宿があまり出ていないが、これは「個人需要」と「事業者需要」の違いであろう。阿寒湖の鶴雅が62位であり、あの加賀屋は圏外で1票しか投票がなかった。
北海道勢はトップ10に入ることは出来なかった。このあたりにも個人ニーズとマスニーズの矛盾があり、北海道がエージェント主導で成り立っていることがわかる。また、良質な個人宿が少ないことがこのランキングからもわかる。「銀婚湯」は悪くはないが、全国レベルで見れば普通であり、北海道にこのような宿が少ない為に上位に来ている。55位の「鹿の谷」は山小屋と変わりない。野趣溢れた素晴らしい温泉だが、自炊のみの旅館である。ここが登場とは驚きである。
「自遊人」読者のような目の肥えた温泉ファンには北海道の宿は物足りないであろう。鶴雅以外には大型温泉宿は登場しておらず、このあたりにも今後の北海道観光振興のヒントが隠されていると思う(やはり鶴雅を除き高級な宿は少なく、適正価格のところばかりである)。
また、これを見て道内の方は知らない宿も多いのでは?道外の温泉ファンと道内の方が求める温泉像にはかなり違いがあるように思える。勿論、松田教授などの影響感化で、ホンモノ志向はあるが、温泉と宿に求めているものが違うのではないか。今回のアンケート結果は内地での人気といってよいであろう。
管理人がこれ以外で温泉ファンに挙げるとするならば、①ニセコ昆布温泉「鯉川温泉旅館」、②函館谷地頭「池之端温泉旅館」、③岩内温泉「聖観湯」、④同「いわない高原ホテル」、⑤島牧「ちはせ川温泉旅館」⑥同「木村温泉旅館」(ならびのモッタ浜温泉旅館は有名だがこちらは穴場)、⑥鹿部温泉「鹿の湯」、⑦八雲熊石「見市温泉旅館」、⑧大沼「山水」(廃業したかもしれない)、⑨湯駒別温泉「アートヴィレッジ杜季」、⑩鹿追「山田温泉旅館」、⑪大樹町「晩成温泉」、⑫標茶温泉「味幸園」、⑬足寄「芽登温泉」、⑭オンネトー「野中温泉別館」(ならびの「景福」もよし)、⑮遠別「旭温泉」あたりでまだまだ一部ですが。鯉川は特にオススメ。
ビル温泉旅館でも湯の川の「湯の川グランドホテル」、定山渓の「章月グランドホテル」、川湯の「ホテルプラザ」、阿寒湖の「阿寒湖荘」などはお湯がいいと思う。
【参考】自遊人おすすめの宿投票(投票は終了しており、雑誌に最終結果が出ています)

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