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函館「ホテル駅前」、連絡船時代の旅館を思い出させる家庭的なビジネスホテル

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「ホテル駅前」の客室と客室からの展望
函館はこの数年ホテルの建設ラッシュが続いた。宿泊特化型の全国チェーンのテルの進出が相次ぎ、既存のホテルでも売却や名称変更などがひっきりなしだ。
函館駅へ降り立つと朝市側にシンボル的にそびえていた「ハーバービューホテル」は親会社ANAのホテル売却で外資の「ロワジールホテル」へ。古くからあった「ホテルオーシャン」が「スマイルホテル」に経営変更した。駅周辺以外でも「JALシティ」が外資の「チサングランド」に変わっている(旧地産のブランドを残した名称だが安っぽくかんじてしまう)。中小のビジネスホテルになると廃業や名称変更が多すぎてわからない。五稜郭周辺にも新しいホテルがいくつか建っているが、明らかに市場規模を超えた客室数になっている。
そんな訳で宿泊料金のダンピングが続いている。函館観光の不振もあり、週末や夏休み期間でも殆どのホテルが空いている。管理人が北海道に通い出した頃は、ハーバービューと国際ホテル、ロイヤルぐらいしかホテルらしいものがなく、無難なので函館国際ホテルにはよく泊まっていた。はっきり言って食事は美味しい訳ではなく、サービスはシティホテルのそれとしては?であった。地元常連には愛想はよいが、一見の観光客にはよくない(地方のコンベンション型ホテルに多いケース)。これは国際ホテルだけではなく、函館のシティホテル全体に同じ傾向があり、JALシティではフロントの対応に激怒としたことがある。
そんなホテルがシングル1万円も取る時代f長く続いたが、景気後退とホテル建設ラッシュで終わった。7月の土曜日、函館のホテルを探したが、「ラビスタベイ函館」以外はどこも空いている。そして、値段の安さに驚いた。国際ホテルでも5千円台、北島三郎記念館が入り、高価格設定であった「ウイニングホテル」でも7千円で出ていて驚いた。ラビスタベイの人気は女性ウケするコンセプトと、充実した温泉施設に尽きると思う。
どこへ泊まるか考えたが、以前から気になっていた「ホテル駅前」に予約を入れてみた。温泉のあるグランディアの真裏にある小さなホテルだ。どの宿泊サイトの評判も高かったのが、実際に泊まってみてなかなかであった。小規模な地場ホテルにも関わらず、①新しくて清潔②客室LANも高速③大浴場がある④朝食が手作りで美味しい⑤フロントの対応が親切で家族的・・・
青函連絡船があった時代の駅前旅館を思い出させるような宿であり、いい意味での函館らしさをかんじた。市内の多くのホテルは画一的な対応で正直どこへ泊まっても同じと思っていたが、とても気分がよかった。
駅周辺の旅館は来る度に減っている。残っているのは「キクヤ」、「ニューオーテ」、「えさしや」、「津軽屋」ぐらいか。「ホテル駅前」が何で支持をされているのか、わかった気がした。それは懐かしい家庭的な駅前旅館のエッセンスと最新の設備である。
7/18(土)宿泊:5,500円(朝食付き)*じゃらんネットより予約
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