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これが最後か、貴重な連絡船写真集

青函連絡船の記録 青函連絡船の記録
金丸 大作

生活情報センター 2006-06
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函館市湯川町2の金丸大作さん(81)がこのほど、生活情報センター社(東京)から写真集「青函連絡船の記録」を出版した。金丸さんは1944年から83年まで、青函連絡船の無線通信士として勤務。仕事の合い間に撮影した連絡船の勇姿や船内の様子などの写真数万点の中から約290点を厳選し、5つの年代に分けて紹介した。(7/24函館新聞)
青函連絡船が消えて18年が経過した。次第に記憶も過去のものとなり、各地へ散って行った連絡船の大半が一線から退いている。函館港に停泊する摩周丸はメモリアルシップとして丁寧に保存されており、もっとも幸せな晩年を送っているといえるが、訪れる人は少なくこれから先どうなるかわからない。
「青函連絡船の記録」は久しぶりに出た連絡船書籍である。撮影した金丸さんは連絡船が空襲により、大半の船を失った戦争末期、そして洞爺丸沈没に代表される1954年の台風被害という二度の壊滅的危機の時に乗組員として現場にいた人だ。
昭和20年代の写真は貴重である。洞爺丸ほか遭難した五隻、駅や船内での乗客やそこではたらく人などが登場する。第一級品の資料であり、まさにお宝といっていい内容である。今後これだけのものは出てこないのではないか。
この写真集に収められているものは戦後史資料としても興味深い。

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