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JR北海道・今冬もお馴染みのスキー列車を運転、国内では貴重な存在に

JR北海道は、12月1日~2月28日までの90日間に運転される冬の臨時列車ダイヤを発表している。「旭山動物園号」をはじめ、冬の道東・流氷観光に欠かせない「流氷特急オホーツクの風」や「流氷ノロッコ号」、「SL冬の湿原号」、また、ロマンチックな雰囲気でクリスマスを演出する「SLクリスマスin小樽」など、恒例となった冬の臨時列車を合計829本(昨年は938本)運転する。
スキーリゾート列車は、トマムサホロスキーエクスプレス」と「ニセコスキーエクスプレス」が今年も運転される。トマムは12/18~ 2/28の計73日間(3月も運転予定)、ニセコは 12/18~ 2/21の計66日間運転される。今冬はニセコは1往復になったため、冬の臨時列車全体が△109本である。
これだけの本数のスキー列車が運行されるのは全国のJRでも北海道のみ。本州では「シュプール号」が消滅して、僅かにスポット的な臨時列車が残る程度。東日本エリアではスキーは新幹線にシフトをしている。北海道も「フラノエクスプレス」がだいぶ前に消滅。本州からのスキーツアー客の減少やリゾート列車の老朽化もあり、退潮傾向であるが、それでもこれだけの日数走らせているのだから「スキー列車天国」といえよう。
思い出すと国鉄末期に登場した「アルファコンチネンタルエクスプレス」(通称アルコン)は、これまでのスキー列車のイメージを根底から覆す画期的なものであった。スキー列車ではなく、「スキーリゾート列車」であり、開業間もない石勝線とまだタワーもなく、オークラ系の高級リゾートの雰囲気を醸成していたトマム(ホテルアルファ)の登場は未来の鉄道とリゾートを予感させる画期的なものであったと記憶している。バブル期にはトマムに臨時で「北斗星トマム号」が夢空間車両で運転されていた。管理人はこれには乗車したことはないが、「ニセコ北斗星号」にはお世話になったことがある。
アルコンの登場から20数年が経過し、トマムの倒産やスキー客の減少など時代の荒波に揉まれながらも、北海道のスノーリゾート列車は走り続けてきた。老朽化により、車両の数は減ったが、もう一度、夢を与えてくれるスキー列車を見てみたいものだ。
【参考】JR北海道冬の臨時列車に関するプレスリリースPDF

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