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帯広「北の屋台」近くに長屋風飲食店街が登場、新たな流行となるか

呉服販売・不動産賃貸業の京禅は、帯広市西1南10で長屋をイメージした飲食店街の建設を計画している。平屋の建物に19店の飲食テナントの入居を予定、来年4月の着工、同6月末ごろのオープンを目指す。西側には「北の屋台」があり、市内中心部のにぎわい創出に向けて相乗効果も期待できそうだ。(10/28付 十勝毎日新聞)

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帯広の「北の屋台」は道内の中心街活性型屋台村発祥の地である。2001年にスタートしたが、その成功を見て、小樽で2ヶ所、函館、北見、釧路、美唄、八雲(他にもあり)、最近では何と夕張でも屋台村の計画がある。管理人はそのうち何ヶ所か訪れているが、やはり帯広がいちばんいいかんじになっている。立地的にも中心街再生にはもってこいである。
道内の屋台村の中には、限られた常連しか入れなったり、店同士が客を奪い合い、雰囲気の悪いものもあると聞いている。また、地域に溶け込んでいないものもいくつかあるのではないか。
その「北の屋台」の近くに、長屋をイメージした飲食店街ができるそうである。予定地は繁華街の名門通に面し、周辺には飲食店ビルが林立している場所。約350平米の予定地では、これまで朝市などが開催されていた。飲食店は約14平方メートル程度の広さで複数並べる。テナントは十勝在住者を中心に募集する考えだが、定住人口の増加につなげるため管外からの応募も可能にするという。
長屋型の飲食店は数年前から焼き鳥屋などで各地に見かけるようになった。一時、流行った昭和レトロ風酒場のしもた屋風版(複数の場合は長屋風)であり、かなり忠実に再現されている。お客さんの入りもいいようで、このあたりをヒントにして、長屋風飲食店を考案したのであろうか。
考えてみると「すすきのゼロ番地」などもビルになっているが、ある種の長屋風屋台村的な飲食店街である。階上は住宅だが、企業ではなく、管理組合が運営している。ゼロ番地のように地域に根付くことができたらホンモノと言えよう。
もし、このモデルが成功すれば、今度は長屋風飲食テナント街が道内で増えそうである。北海道には他所が当たれば、すぐに飛び乗る習性がある。十数年前、バブルの後始末として、全国で空き地を活用した屋台村が流行った時代があったが、1,2年で消えてしまった。札幌にもあったと記憶しているが、当時流行ったエスニックなどのお仕着せの屋台村では持たなかった。地域に根付かせることが必須であり、単なる賃貸料目当てだと成功しないであろう。

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