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早期オープンや厳冬期閉鎖など増える季節営業型スキー場 集客に頭を捻るスノーリゾート業界

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札樽道沿いにあり札幌からのアクセスもよい春香山・オーンズスキー場
この3連休で本格的なスキーシーズンが始まった。といっても道内の話だが、黒岳、富良野、札幌国際、キロロ、ニセコエリアなどほぼ例年通りのオープンとなった。毎年天然雪ゲレンデとしてはシーズンインが早い中山峠スキー場は、公式HPを見ると今シーズンからオープン時と春季の季節営業に変わっていた。
中山峠の営業期間は、11月20日~12月20日と来年4月1日~5月9日となっており、その間は休業と案内されている。最近は加森観光が運営をしていたが、今シーズンからはルスツが管理することになった。ドライブインが中心で、スキー場とホテルはすでにお荷物なのであろうか。
冬季休業をするスキー場はこの他、大雪山黒岳、北大雪などがあるが、集客があまり見込めない厳冬期はいったんクローズをして、初滑りと春スキー時を狙って集客をはかるというものだ。道内のリフト・ゴンドラ輸送人員は91~92年シーズンの約9600万人をピークに下降が続き、昨シーズンは約4500万人と激減しており、下げ止まらない。回復しないスキー人口であるが、各スキー場頭を捻っている。
本州で厳冬期に完全休業をするスキー場は珍しく、新潟県の奥只見丸山(ここは積雪量が多いため道路が閉鎖)、夏スキー専門の山形県月山、標高が高い中央アルプス千畳敷ぐらいのものである。完全閉鎖ではないが、利用者の減少により、平日は休み、週末のみの営業というスキー場は道内、道外を問わず結構ある。
道外で増えているのは逆にシーズンインを早めるスキー場である。北海道ではスノークルーズオーンズが人工雪を使って11月上旬からオープンしているが、本州でこの時期、天然雪で滑走可能なのは、23日現在で安比高原、秋田八幡平、天元台、志賀高原の上部ぐらいである。あとは人工雪のゲレンデで、御殿場のyeti(旧日本ランド)、丸沼高原(群馬)、奥美濃地方のスキー場、もともとシーズンが短い中四国のスキー場などでシーズンを早める傾向もある。
長引くスキー不況の中、シーズンインのこの時期と5月連休などは滑れるエリアが限定されており、集客も多い。集中し易いインとオフの時期を狙ってオープンをするスキー場が増えている印象だ。北海道なら兎も角、西日本など暖かい場所のスキー場でこの季節、スノーマシンを使って造雪し、保存維持するのは技術が進歩したとはいえ大変な作業であろう。
なお、道内では今シーズンから経営母体の違う10スキー場が提携して相互サービスを開始する。例えば、シーズン券を別のスキー場に持参すると、1日券などを割引するというもの。参加スキー場は、スキー場は以下の通りだ。
○札幌国際スキー場 ・スノークルーズ・オーンズ ・Fu’sスノーエリア ・朝里川温泉スキー場 ・小樽天狗山スキー場 ・ニセコマウンテンリゾート グラン・ヒラフ ・ニセコビレッジスキーリゾート ・ニセコアンヌプリ国際スキー場 ・キロロスノーワールド ・カムイスキーリンクス

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