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来年4月からDMVが実用化される

国土交通省とJR北海道は三十一日、線路と道路の両方を走行できる新型車両「デュアル・モード・ビークル(DMV)」の営業運転を来年四月から始める方針を固めた。製造費や燃料費の安いDMVは、過疎地の地域交通の切り札として期待され、八月にも決める運行ルートには学園都市線、富良野線、日高線が候補に挙がっている。(北海道新聞)
DMVが来年4月から実用化されることになった。ローカル線の救世主のように言われているが実際はどうなのであろうか。たとえば一両の定員は17人で、車両を2両連結しても乗員は34人である。朝の通学時間帯にその定員で対応できるのであろうか。
昭和30年頃、北海道を中心に全国の閑散区へレールバスと呼ばれたバスのようなかたちをした小型の気動車が多数投入された。しかし、定員が少なかったため通勤通学時間帯には乗り切れずに不評であった。また、道路を走る訳ではなかったので数年で撤退してしまった「前科」がある。
DMVの利用方法としては超・閑散区間への投入(学園都市線・石狩当別-新十津川間など)、JRバスとリンケージさせた生活路線への投入(日高本線など)、空港連絡線としての投入(富良野線&旭川空港、石北線&女満別空港)などが考えられる。
当時とは交通環境が大いに変わっているがDMVに需要があるかどうかなど未知数である。

9日、JR北海道からDMVの運転区間の発表があった。区間は釧網線の浜小清水-藻琴間、道路運行は藻琴-浜小清水間と決定した。あくまでも1年間の試験的営業運行であり、乗車するのも予約制になりそうだ。
先日のブログでは空港連絡か生活路線を予想したが、実際は障害が少なそうな区間を選定した実験レベルに落ち着いた。物珍しさで当初は人気が出るであろうが、かなり慎重で地味めのスタートである。

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