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トワイライトエクスプレス乗車記(上)-鉄道旅行の醍醐味がここにある-

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経由路線が多すぎて最後は手書きとなった乗車券%E2%80%9910.04Hokkaido%20062.jpg
この経由地が長旅を物語る
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入線!!
24日(土)、札幌から京都まで「トワイライトエクスプレス」に乗車した。これまで「北斗星」は100回近い乗車体験があり、「カシオペア」も経験済みだが、なぜかトワイライトは何度かチケットを購入しても縁がなかった。乗車前日、札幌駅に北斗星のB寝台ソロを求めに行ったが、トワイライトの空席状況が○になっていたので思わず衝動買いをしてしまった。行きが安いスカイマークだったので、帰りは贅沢をさせて貰うことにした。
ひとつ悩んだのが乗車券の購入である。以前、大阪発のトワイライトの寝台券を購入し、東海道新幹線経由で札幌まで発券を願い出たところ通しは不可能と云う。新大阪-大阪間の重複は折込済みであり、新大阪か京都から乗車すれば新幹線と在来線なので問題はないはずだ。しかし、意味不明のことを言って2枚での発券になるという。別の駅へ行くと「京都-山科間が重複・・・」と言われる。そこは在来線であり全く問題がないはず。実は通しの乗車券が発券できないこともあり、面倒臭くなりトワイライトをキャンセルしたことがあるのだ。
札幌駅の窓口職員はいとも簡単に通しで発券してくれた。JR東の窓口の話をすると笑っていたが、根っから鉄道が好きそうな担当者で知識も相当なものであった。分割と通しの場合の運賃の違いを教えてくれたが4千円以上も通しで買うと安いのだ。また、JR東海のエクスプレスきっぷや50才以上が使える大人の休日きっぷの割引で、このルートの乗車券を買うとかえって高くなるという。君は何者だ?遠く離れた他社のことまで知っており、凄い職員がいたものだ。
やはり、契約スタッフとは違う。ちなみに札幌-鎌倉まで31,700円(乗車券・特急券・B寝台シングルツイン)で、これに東海道新幹線を含めると約35,000円である。その職員とはオレンジカード購入で翌日も会った。管理人の顔を見るとニコニコして挨拶して来た。こちらもハッピーになったが、JR北はこういった社員を大事にして欲しいと思う。
トワイライトの出発は14時5分とえらく早い。ホテルを出て、買い物をして、昼を食べたら乗車する時間だ。所要時間は22時間を越え、北斗星よりも5時間以上も長い。これまで乗った中では、13才の時の「はやぶさ」と1984年ポルトガル・ポルトからパリへ向かったSUD EXPRESSと拮抗している。全く夜行列車が似合わない時間に列車は入線。北斗星は足のように気軽に乗車しているが、こちらは初めて。心地よいウキウキ感がある。
隣ホーム「エアポートライナー」の乗客の視線が気になるが、隣の電車で飛行機に乗り継げば夕方には帰宅できる。しかし、トワイライトでの帰宅は明日の夕方近くである。
札幌を出発すると、「いい日旅立ち」のチャイムが流れる。ブルトレで御馴染みのあるオルゴール音とは違い、旅をしているなあという実感が湧いてくる。
利用したシングルツインはベッドが線路に沿っており、枕木沿いにある北斗星のBソロとは異なる。料金は3千円高いが2段ベッドになっており、二人利用も可能。但し、相当に狭いのでおススメはできない。慣れ親しんでいない列車なので個室内の備品の使い方やベッドの作り方など悩んでしまうが、全体的にゴージャス。たとえばベッドシーツの他にベッドパッドや浴衣ではなく、パジャマ風のものを完備している。これでB寝台なのだから高評価だ。
但し、座席二つを倒してベッドを作るのだが寝心地はイマイチ。北斗星の方が天井は低いがゴロ寝には向いている。
当日の乗客の大半は阪急交通社トラピックスのツアー客。それと鉄ちゃんと思しき男性ひとり旅が数名。中にはスーツ姿が二人おり出張帰りなのであろう。鉄ちゃんも比較的年齢が高い(管理人も含め)。サロンカーでの会話はすべて関西弁。食堂車のスタッフもそうであり、あらためて西の国と結んでいる列車であることを実感する。不思議な気分である。
乗車していくつかトリビア的なことに気が付いた。まず、大阪行きのみ函館本線鹿部回りであることだ。いつもと景色が違うなと思ったら渡島砂原を通過。気が付かなかった。流山温泉駅では展示してある新幹線に遭遇。駒ケ岳や大沼の見え方がいつもと違い新鮮である。
また、内浦湾では夕日が楽しめた。北斗星やカシオペアでは朝日なので、大阪行きでも”トワイライト”は楽しめるのだ。機関車の付け替えについて車掌に質問したが、函館は通過のため、五稜郭駅で16分停車するが、ツアー客のみの時などは函館停車をすると云う。フレキシブルで臨時扱いならではである。
食堂車は上りの場合、ティータイム・ディナータイム・パブタイム・モーニングタイムの4回営業。パブタイムと朝に顔を出したが、はっきり言って北斗星・カシオペアよりも味がよい!!バカらしいと思っていたフルコースディナーを食べてみたくなった。
途中、運転停車が多くウンザリすることもあるが、鉄道旅行の醍醐味をこの列車にかんじた。寝台車ビキナーには勿論おススメだが、管理人のような寝台リピーターにも新鮮である。やはり、普段見慣れない景色や車内の雰囲気などが因となっている。
洞爺の次の停車駅は何と新津、これも驚きであり、12時間4分ノンストップである。弘前でこの日最後の車内放送が入る。
乗車記(下)はこちらへ
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シングルツイン室内 上段にもベットがあり二人使用も可
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さようなら札幌、次回は来月か
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古豪711系は未だ健在
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北斗星やカシオペアでは見れない内浦湾の夕日
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東北上越新幹線の亡霊(?)とすれ違う
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21時からのパブタイム

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