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「とほ」(とほネットワーク旅人宿の会発行)【書籍紹介】

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「とほ」は相部屋形式のドミトリー型宿を紹介したガイドブックだ。北海道を中心に全国68軒あるが、多くが道内である。施設や営業スタイルは民宿、ゲストハウス、ペンション、ユースホステル風と様々だが、共通していることは「男女別相部屋の設定(ドミトリー)」「比較的安価」「お客さん(旅人と呼ばれる)同士の交流がしやすい」「定員が少ない」などが挙げられる。
北海道の旅人の宿と云えばユースホステルであった。しかし、この20年ほどでYHは激減。最近ではその受け皿にもなっているのが、紹介するとほ宿である。1泊素泊まりなら3千円台、2食付でも5~6千円程度だ。利用者は旅の高齢化か、かつてYHなどを泊まり歩いた中高年層が多いと云う。
若者が旅をしなくなった理由について、何度か拙ブログでも書いたが、この「とほ」ガイドの中でも、シェルパ斉藤さんという同い年の旅のオーソリティがこの件について触れている。
若い旅人が減っているのは、僕たち大人が旅の楽しみを伝えてきれていないからでは。大人の責任でもあり、これから伝えて継承して行かなくてはならない」と述べている。
ネットの普及、社会構造の変化、経済情勢、草食男子化など理由は複合的でいくらでも挙げられるが、「旅の楽しみを大人が伝えきれていない」というシンプルな理由についてはあまり考えたことがなかった。
「とほ」に載っているような宿は旅人同士の交流が盛んなので、否が応でも仲間に引っ張り込まれる。それが厭なら仕方ないが、そういった交流はよほど不快な宿(客とオーナー)でない限り、有意義な出会いである。管理人もあらためて、若者に旅のよさを伝えていかなければならないと思った次第である。
【参考】「とほネットワーク旅人宿」公式HP
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