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観光協会の民間公募、、専門分野から複数選出した方が効果的では

釧路市の阿寒町観光振興公社が公募していた阿寒本町地域の観光振興を手掛けるツアーデスクマンに佐藤康弘さん(47)と葛西哲晃さん(37)、事務局となる同マネジャーに金子よし子さん(42)が選ばれた。同公社は6日、3人に辞令を交付し、観光拠点づくりなどに携わる。(5/10付 釧路新聞北海道ニュースリンク

最近、観光協会事務局長などを一般公募するケースが増えている。採用されるのはおもに旅行会社出身などの観光業に携わっていた人、実業の世界で顔が広そうな人が選ばれる傾向があるようだ。彼らのネットワークを使って観光客を呼び込もうという思惑もあるであろうが、そんなに簡単なものではないであろう。
また、一個人がいきなり知らない組織へ放り込まれ、どこまで能力が発揮できるのか、職場環境を含めて疑問は残る。人材は人財なので殺してはならぬ。
今回、阿寒町観光振興公社が募集したのは、「ツアーデスクマン」という役職で、国のふるさと雇用再生特別対策推進事業の一環として、釧路市が同公社に委託。自然や歴史文化、食、人材といった地域資源を活用した旅行商品開発や長期滞在型観光の提案、地元各団体と連携した組織づくり、情報発信などを進める仕事だ。
任命された佐藤さんのプロフィールを見ると三越の売り場担当マネージャーをされていたらしい。食料品担当のバイヤーであれば道内各地を周っていたであろうが、記事から察する限り、どうも純粋な北海道ファンの方のようである。かえってファンの視点で観光や地域を考え、百貨店では多くの女性店員や顧客を扱っていたであろうから、ホスピタリティやマネージメント面での期待もできる。
葛西さんは阿寒町のタクシー会社出身、マネージャーの金子さんは旧阿寒町役場に勤められていたようなので、バランスとしてはいいのではないかと見受ける。
観光事務局長などの民間公募だが、管理人はトップひとりを公募するよりは、それぞれの分野のスペシャリスト複数を採用した方が効果的であると考えている。たとえば、旅行のプロ、宿のプロ、食のプロ、アウトドアのプロなど分野ごとに集めた方が実戦的ではないか。人件費がかかるが、それは「専従」だからであり、嘱託・非常勤のような形態で行なえば問題ないはずだ。また、事務局長はメンバーの中から選ぶか持ち回り、町の方でもいいではないか。
観光はフィールドが広く、一人の力では限界がある。それぞれのスキルを集めて、円卓型で行なった方が魅力的な観光施策を打ち出せると思うがいかがであろうか。
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