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早来の「鶴の湯温泉」がリニューアル、伝統ある宿のよさを守ってもらうことに期待する

胆振管内安平町早来の鶴の湯温泉が、リニューアルされた。木造平屋建て990平方メートルの施設を新築し、温浴、宿泊、飲食施設を一新。23日に竣工(しゅんこう)し、8月1日にオープンする。廃棄物処理業の早来工営(小松稔明社長)が経営する。グループの三友プラントサービスが2008年12月に、土地11万3000平方メートルと建物を取得した。09年から改修工事を進め、営業を続けながら、隣地に新施設を建設してきた。(7/10付 苫小牧民報

鶴の湯温泉といっても秋田・乳頭温泉にある有名なランプの宿ではない。早来にある木造建築の素朴な温泉で老朽化が進んでいた。最近、休業をしており、建てかえる話を聞いていたので、5月に千歳空港からそのまま訪ねてみようと電話をしたが、まだ工事中で、その時は支笏湖に宿泊をした。
10年近く前に訪ねた時は、立ち寄りであったが、14℃の冷泉にも関わらず、お湯は乳白色でとてもあったまるいいお湯であった(泉質は冷泉含流ナトリウム炭酸水素塩泉)。冷泉は全体的に効能が高いような気がする。先日、木古内で入った「亀川霊泉」も予想以上によかった。
この鶴の湯温泉、温泉もよかったが、北海道では珍しい筑80年以上の本格木造建築が気に入った。東北の湯治宿を想像させる雰囲気であった。創業は1869年の道内2番目に古い温泉だ。いちばん古いのは前日のブログでも紹介をした1865年創業の熊石・見市温泉旅館であろうか。
経営者が代わり、建て替えとなると、これまで多くの施設で料金の値上げ、浴槽の大型化による泉質の劣化、何より雰囲気が変わり、以前のよさがなくなってしまうといった弊害を数多く見てきたが、新生・鶴の湯さんには、伝統を守りながら、地域に愛される温泉に育ってもらいたいと思う。
今回のリニューアルでは、浴室は男女各78平方メートル、休憩室114平方メートル、客室は8室(6~8畳)にとどめ、入浴客がゆったりくつろげるよう配慮。レストランは50~60席になるという。午前10時~午後9時の営業で、日帰り入浴500円(子供300円)。

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