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大間航路は新船建造と公設民営で継続&ドッグランフェリーは上々のスタート 

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暫定運航が続いている函館-大間(青森県)フェリー航路は、大間町と青森県が新造船の建造費を負担し、津軽海峡フェリー(函館)が運航を担う「公設民営方式」で継続することが16日、青森市内で開かれた事務担当者による3者協議で固まった。 (7/19付道新)

津軽海峡フェリーに関するニュースを2題。
まず、大間航路の存続に関して最大のネックとなっていた新造船問題は、老朽化した現行船「ばあゆ」(1529トン)に代わり、「現行船の輸送能力を下回らない」規模で建造することで合意した。行政側は今よりも大きな船を求めているようだが、建造費は20億円前後とみられている。
就航は3年後をめどとし、大間町が船を所有、津軽海峡フェリーに貸す。新造船の就航までは同社が現行船で運航し、赤字の場合は同町が一定額を補う。今月末にも3者の代表者協議を開き、基本合意する予定だ。
これで大間航路の存続が決まった。生活航路であるが、運賃が以前の倍近くに跳ね上がっており、もう少し値下げできないものか。最短距離航路の強みを引き出す意味でも、値頃感は必要であり、需要も増すはずである。
また、17日に国内初の犬用バルコニーを備えた「ブルードルフィン」(約7000トン)が函館—青森航路に就航した。この日は同社の青函高速船「ナッチャンWorld」(約1万トン)も10カ月ぶりに季節運航を再開した。
 
ブルードルフィンの最大の特徴は愛犬と一緒に過ごせる国内初の「船上ドッグラン」施設。青森発の初便には定員の約7割にあたる386人と犬6匹が乗船し、飼い主と航行中に遊ぶ姿も見られた。
一方のナッチャンは、昨年に続き夏場の観光シーズン限定で10月末までの運航を再開。函館発の第1便は定員772人に対して乗客約200人と出足は低調だった。
ドッグラン付の「ブルードルフィン」は上々のスタートを切った。夏場以降の客足がどうなるかがカギであろう。また、ナッチャンに関してはダイヤ設定に問題があり、このままでは宝の持ち腐れになってしまう。周知不足であり、定期ではなく、臨時運航をしている限り、集客に苦戦をするのではないか。もっと団体ツアーなどの商品に組み込んで、裾野を広げるべきである。

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