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帝国ホテルが札幌へ進出 抜け落ちていたエグゼ型高級ホテル需要

国内高級ホテルの代表格である帝国ホテル(東京)が、札幌市中心部に進出を検討していることが25日、分かった。三井不動産(東京)が札幌駅前通に建設する「札幌三井ビルディング」(中央区北2西4)に入る方向で、年内にも正式決定する方針。早ければ2014年度に開業する見通しだ。 (9/25付 道新)

 札幌三井ビルは地上36階、高さ185メートルの道内一の高層ビルとなる計画。低層階は商業テナント、中層階はオフィスで、高層階に帝国ホテルが入る。詳細は今後詰めるが、国際会議など大規模なイベント用スペースは設けず、宿泊に重点を置いて営業するもようだ。
 三井不動産は当初、同ビル開業を12年春として、外資系を含むホテル数社と交渉していたが、08年のリーマン・ショック後、商業テナントや観光需要が激減。本体工事の着工を先送りしている。ただ、札幌には世界的に知られるホテルは少なく、増加するアジア富裕層の観光客をはじめ「高級ホテル需要は多い」(業界関係者)とされる。このため、帝国ホテルは進出の検討に入ったとみられる。 (以上道新)
昨日の拙ブログでもまもなくオープンするホテルの話題を取上げたが、道新の記事とおり札幌市内に超が付くような高級ホテルが存在しない。一時、ウエスティンが進出する話が出ていたが最近はウワサを聞かないので立ち消えになったのか。
帝国ホテルはオークラ、ニューオータニと共に元祖・御三家と云われるホテルだ。オークラとニューオータニは既に札幌へ進出済みだが建物も古く、超が付くような高級ホテルではない。グランドやパーク、JRタワーにしてもオフシーズンであれば出張旅費枠程度で泊まれ、これだけホテルがあるにも関わらずエグゼクティブクラスのホテルが抜け落ちているのだ。やはり、コンベンションに比重が置かれ、VIP個人客を受け入れるという発想に乏しかった気がする。
福岡や名古屋クラスの都市では、一人2万~3万クラスのホテルがあるが札幌には存在しなかったのがむしろ意外だ。温泉ホテルでは鶴雅のようにひとり3~4万円クラスの宿が数多くできてるが、シティホテルは抜け落ちていた。
過当競争で需要が減っている宴会部門を置かず、外資系ホテルのように宿泊客に特化するのは間違っていない戦略である。期待のアジア富裕層がどこまで来るのかは未知数であるが、国内中高年層の需要もあるはずである。

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